ウルトラ☆テングとは、同人音楽サークル「FRONTIER CREATE」のCD「ウルトラ☆テング」に収録されている曲である。
原曲は「東方文花帖」「東方花映塚」「東方緋想天」における射命丸文のテーマ曲である「風神少女」。
概要
2010年8月14日、コミックマーケット78にて配布開始。その後同人ショップでも販売が開始された。
その少し前にニュースサイト「非モテタイムズ」の記事にてこんなニュースが掲載された。
なんだ?あのマーシーが傲慢な言動をしたのか?と思いきやそんな生易しいニュースではなかった。田代まさしは射命丸文のコスプレをしてこのウルトラ☆テングの同人CD及びPV画像に出演したのである。しかもただのコラボではなく、その歌詞は自らの逮捕歴やネットでのネタを自虐的に歌い上げたものである。
東方Projectにおける伝統の幻想ブン屋の射命丸文の新聞記者兼カメラマンという設定と、己の盗撮の前科が妙にシンクロするところが田代氏のお気に召したのだろうか。田代氏は東方風神録をプレイして射命丸文が気に入ったという発言を実際にしている。
(射命丸文は実際は清く正しい射命丸であるはずだが、二次設定では盗撮キャラ等散々な扱いを受けることが多い)
ネットでは「絶句ってこういうときに使うんだなとおもいますた」「思いついても実現しちゃいけない企画」「神は死んだ」等の意見が聴かれたが、少なくともこの時は、まさかこの動画が大きな波紋を呼ぶとは誰も想像していなかった(多分)。
気づいた時にはもう手遅れ
2010年9月16日、田代まさしは薬物であるコカインを所持していたとして、麻薬取締法違反の現行犯で逮捕された。
不祥事を起こした人間に対し、ブラックジョークを連想しネタにするのは人間の性である。この田代まさしの場合はこれまでの逮捕歴特に薬物絡みでは3度目の逮捕という経歴が、ニュースに接した多くの人を呆れさせ、その往時の面影も無い痩せこけた姿に哀れみを覚えさせ、ネタにされるのはもはや必然実であった。
ウルトラ☆テングのPVの田代氏は確かにガリガリに痩せており、台詞のろれつも回っていない(滑舌の悪さが空耳ネタを生み出している)。また、それ以上にこの歌の自虐的な台詞や歌詞、PVの映像効果や田代氏の妙なハイテンションぶりが本人の未来を予言にして的中させたとか、逮捕されてネタを完成させるとはやはり笑いのネ申とか、散々に言われる事となったのである。「気づいた時にはもう手遅れ」がその最もたる台詞であろう。
霊夢(PVでは幽香)「そういえば、あなたの白い粉の写真、なぜかあたしが持っているんだけど」
文(というか田代)「いつの写真だよ!(汗)もうしてねえよ!(滝汗)」
補足
- 実際のCDとPVの役割は一部変わっており、CDで霊夢、魔理沙、椛が歌っているパートはPVではそれぞれ幽香、慧音、橙になっている。
- CDのカップリング「T-a-m-a.」(原曲は「東方萃夢想」の「砕月」)はエロ漫画家のピクピクン、オウヨ!!福士譲と共に歌っている。
- PVに出ている咲夜さんが地味すぎ…
なぜだろう…殴りたい
このCDが世に出たことの教訓としては、みんな色々言いたいことがあるかもしれない。このCDを出したことも、ネタにすることさえも不謹慎と思われるかもしれない。
田代まさしの逮捕が出所後の芸能生活を支援した多くの人に迷惑をかけたこともあるし、二次創作とはいえ名前を使われた東方Project特に射命丸文にとっては風評被害以外の何者でもないだろう。
ともかく一言いわせてもらうと…
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