『クワトロは裏切りません』とは、スパロボシリーズのユーザーを安心させる一言である。
概要は裏切りません
スパロボシリーズにおいて、『Zガンダム』『逆襲のシャア』は数多くの参戦回数を誇る人気作品であるが、この2作が同時に参戦するたび、プレイヤーは毎回ある心配をしなければならない。それは「クワトロ=シャアの扱いについて」である。
シャア・アズナブルは原作のガンダムシリーズにおいて、『Zガンダム』ではクワトロ・バジーナを名乗り主人公側の勢力に所属し共闘した後、『逆襲のシャア』ではネオジオンの総帥として主人公の敵に回る。
スパロボシリーズにおいても『Zガンダム』と『逆襲のシャア』が同時に参戦した場合、この『Z』→『逆シャア』の流れが再現され、クワトロが味方から離脱してしまう可能性が出てくることになる。
クワトロは味方パイロットの中でもシリーズを通して高いステータスを持っているため使いたくなるのだが、もしも強制的に離脱するようなシナリオだった場合、彼を育てるのは最終的に無駄なこととなってしまう。
ある時期、『IMPACT』、『R』、『第2次α』、『D』と、『逆襲のシャア』本編のシナリオが再現されるスパロボが立て続けに発売されたことがあった(作中でクワトロが自軍→敵軍と変化するのは『IMPACT』のみではあるが)ため、多くのユーザーはクワトロを育てていいのか、それとも放置するべきなのかの判断に困っていた。
そんなユーザーの心配を察したのだろうか、『スパロボMX』の発表時、寺田貴信プロデューサーは雑誌のインタビューなどにおいて、上記の発言をした。
この発言が出た場合、『逆襲のシャア』のストーリーは再現されず「キャラだけ参戦」「機体だけ参戦」になると考えていい。
(味方機はνガンダム、リ・ ガズィの2機だけの時が多いが、クワトロ専用の隠し機体としてサザビーなどが出ることがある。また、シャア本人は裏切らないものの、敵軍にギュネイやナナイあたりがさりげなく参加していることもある)
その後、新シリーズとして発表された『スパロボZ』で『Zガンダム』と『逆襲のシャア』が同時に参戦を果たした際にも、寺田Pはスパログなどで同様の発言をしている。
今後も新作が発表されるたびに、寺田Pは僕たちに赤い人が裏切るかどうか教えてくれるのではないだろうか。
発言した作品
- スーパーロボット大戦MX … 「時々裏切るグラサンかけた人は裏切りません」
(初めての発言。事実、EDでも裏切らなかった) - スーパーロボット大戦Z … 「彗星のあの人は隕石を落としません。「Z」ですからね。」
(その2。シリーズ化した場合、続編で裏切る可能性はまだ残っているが…) - Another Century's Episode:R … 「追記;今作のクワトロ大尉は裏切りません。」
(スパロボではないが、寺田P率いるSRプロデュースチームの監修である為、上記の発言が出た。なお今までは「グラサンかけた人」「彗星の人」等とボカして表現していたが、今回はハッキリと「クワトロ大尉は裏切りません」と発言している) - 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 … 「今回"クワトロ・バジーナ"という御方はパイロットとしては出ません」
(同作の情報が初公開された「聖夜のスパロボ生配信」での発言。クワトロが再世篇までで釘を刺されまくっていたこと、Zシリーズが多元世界を舞台としていることなどから様々な憶測を呼んだ。そして2ヶ月後、公開された第2弾PVにはサザビーに乗りアムロのνガンダムと対峙するネオ・ジオン総帥の姿が…)
関連動画は裏切りません
裏切らない関連項目
- シャア・アズナブル
- クワトロ・バジーナ
- 機動戦士Zガンダム
- 逆襲のシャア
- スーパーロボット大戦
- スーパーロボット大戦の関連記事一覧
- Another Century's Episode:R
- 寺田貴信
- ピーチ姫は、さらわれません。 - 本項と似たような内容・人物の発言。
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