グールギラスとは、テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』に登場する怪獣である。
本稿ではその強化体であるメカグールギラスについても記載する。
肩書は「気炎万丈怪獣」
概要
第1話に登場。
竜のような頭部に太めの胴体を持ち、胴体上部にも水晶状の殻に覆われた孔のような器官や角が確認でき、首の部分を鼻とすると見方によっては象の怪獣のようにも見える姿をしている。ある理由から首の辺りの構造が脆くそこが弱点になっている。
口から発射される火球で攻撃を行うが、この火球は地面に当たるとゴム製のボールのようにバウンドするのが特徴。
突如ツツジ台の町中に現れて破壊活動を開始し、これが初戦となるグリッドマンとの戦いでは変身者である響裕太が戦い慣れていない事、グリッドマン自身が未調整で全力を出せていなかった事から格闘で善戦する。しかし、首が弱点である事を戦闘を見ていた内海将に看破され、宝多六花がそれを伝えるとそこを集中的に攻撃を受けて首を失い、最後はグリッドビームで撃退された。
その正体は裕太のクラスメイトの一人である新条アカネが作った怪獣の一体であり、昼間彼女のパンにボールをぶつけて不興を買ってしまった問川さきるらバレーボール部の人間を抹殺するために生み出された。この火球の爆発によって問川さきる他4名が犠牲となり、翌日に町民の記憶改変が行われて彼女らはそれ以前に他の理由で死亡した事になっている。
メカグールギラス
第8話に登場。
アカネが先に倒されたグールギラスの原型をサイボーグ風に改造して作り上げた強化形態。
肩書は「捲土重来怪獣」に変わっている。
胴体から頭部にかけての部分は完全に装甲化され、その背中には二門の機関砲が増設されている。
他にも口からの火球は熱線砲になり、上記の機関砲も合わせて全体的な火力の増強が図られているのが特徴で、さらに前の戦いでもがれた首は高速で回転するドリルに変形するギミックが追加された事で弱点の補正と格闘能力の強化が同時に成されている。
加えて設定によるとグリッドマンのいかなる攻撃も跳ね返す堅固なバリアも備えているという。
この怪獣の作成に際し、アカネ自身の正体が裕太らグリッドマン同盟に露見したにも関わらずわざわざその原型を彼らに見せ、しかも近日行われる学校の学園祭の日に送り込んでそれを妨害するという意図を示して向こうを挑発するといった余裕のパフォーマンスに出ている。そして学園祭当日、裕太達は先にグリッドマンを学校の近くに出して騒ぎを起こし、生徒を事前に避難させるという策を取ったため、アカネもすかさずこのメカグールギラスを出現させた。
しかし、グリッドマン側はその場でアシストウェポン全てと合体[1]した超合体超人“フルパワーグリッドマン”となり、その圧倒的なパワーの前に追加されたあらゆる武装は全く通用せず、最後はさんざん叩きのめされた末にグリッドフルパワーフィニッシュを受けてあっけなく倒されてしまった[2]。
アカネにとっては相当な自信作であったらしく、この結果には流石の彼女も今まで以上のショックを受けていた。
関連動画
関連項目
脚注
- *第4話での容量オーバーから来るフリーズ問題に関してはグリッドマン自身のサイズを抑える事で解決している
- *ちなみにこのグールギラスのデザイナーである西川伸司のツイッターでは「第2話のデバダダンを強化した方が」と身も蓋もないツッコミがされていた
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