アレクシス・ケリヴとは、テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』の登場人物である。CV:稲田徹
『また怪獣かい?何か嫌な概要があったんだねぇ』
新条アカネのパソコンの中に棲む正体不明の存在。アカネの話し相手であり、彼女が作った怪獣を現実世界に実体化させる謎の力を持つ。断じて天元突破グレンラガンやオーバージャスティス本部長ではない。
全身黒ずくめの姿に赤いグラサンを装着したような目、パイプのつながった機械的な意匠の顔、後頭部から燃え盛っている炎など、見た目は完全に特撮に登場する怪人そのもの。その凶悪な容貌に反し穏やかで陽気な喋り方をしており、人当たりも極めてフランクかつフレンドリーという意外性を持つ。敵対者であろうグリッドマンに対してすら表立った敵意をみせず、「お客様」という意味深な呼称を用いて様子を窺っている。
ともすれば愉快で紳士的なキャラクターにも見えるが、後述するアカネとの関係性も相まってか、得体の知れない不気味さと異様な存在感を醸し出している人物である。
前述の通り人形を生きた怪獣として巨大化させるという危険な能力を有しており、発動する際には「インスタンス・アブリアクション!」と叫ぶ。意味は『開放した情動の実体化』といったところか。恐ろしい力ではあるが劇中では専らアカネの癇癪に付き合う時にしか使用しておらず、能力の全容やそもそもの目的なども一切不明となっている。
新条アカネの協力者・理解者とも言える立場にあるが、その対応は彼女のやること成すこと全てを優しく肯定するという異常なもの。彼女の悪意と殺意を全面的に支持し、出来上がった怪獣は褒め称え、怪獣がやっつけられようがモニターを蹴っ飛ばされようがこれっぽっちも怒らないなど、アカネにとっては自分を甘やかしてくれる非常に都合のいい存在となっている。
前作における魔王カーンデジファー様と同じ役回りのキャラクターではあるが、武史に対し(別に本人のためではないとはいえ)失敗すれば叱責や罰を与えていた魔王様とはかなり対照的である。
無論、ただアカネを喜ばせるためだけにこんな事をやっているとは到底考えられず、彼女を利用して何か画策しているのではないかと推察されているが、その真意は未だ謎に包まれている……
『スパロボに参戦が決まったようだねぇ。感動したよ』
『SSSS.GRIDMAN』が『スーパーロボット大戦30』に参戦したことにより、当然敵勢力として登場。作中の敵組織(ザンスカール帝国、ネオ・ジオン残党、機械獣軍etc.)と明確な同盟関係は結ばないが、「アカネ君と似たものを感じた」との理由だけでプレイヤー軍と異世界からの来訪者であるジャロウデク王国軍との戦闘に対して怪獣を呼び出すだの様々な戦闘に介入しやりたい放題。
"光の巨人の因子"に警戒しており、最終決戦ではその始祖の系譜とも言えるULTRAMAN(早田進次郎)との戦闘会話もある。他のクロスオーバー的には本作では前世がツツジ台出身という設定になっている『ナイツ&マジック』主人公エルネスティとの会話もあったりする(前述の戦闘介入もこれが理由)。
余談だが、アレクシス・ケリヴの担当声優の稲田氏は『ナイツ&マジック』ラスボスも演じていることから、今作の新規版権ラスボスの声優を兼務するという栄誉?を果たしていたりする。
『どうやら関連動画が上げられたようだねぇ』
『困った関連項目だ・・・』
- SSSS.GRIDMAN
- 新条アカネ(協力者)
- グリッドマン(お客様)
- 響裕太/内海将/宝多六花(敵対?)
- 魔王カーンデジファー(前作の黒幕)
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