シンゴジ実況とは、
本記事では主に2.について説明する。
この項目は、下記に本作のネタバレを含んでいます。 未鑑賞の方はご注意ください。(要スクロール) |
概要
映画「シン・ゴジラ」は巨大不明生物災害対策本部をはじめとする政府・行政の人間のやりとり、ゴジラに対する自衛隊やアメリカ軍の戦闘などがメインであり、それらのシーンの合間にツイッターやニコニコ生放送っぽいインターネットサービスなどで民間人リアクションが表現される。
そしてそれらの時系列は劇中わりと明確に描写されており、例として本作の時系列は2016年11月2日から開始する。
2016年10月31日にシン・ゴジラリアルタイム実況というアカウントがツイッター上で「シン・ゴジラの劇中の出来事に沿ってツイッターで実況しよう」という旨をツイートし「#シンゴジ実況」というハッシュタグをつけてツイッター上で架空の出来事を実況する行為が広まった。
実況の様子
「#シンゴジ実況」は実況が始まった2016年11月2日から作中でゴジラ第二形態(蒲田のあいつ)が上陸した11月3日にかけてツイッターのトレンドに入り、それに関連した「東京湾」「水蒸気」といったワードも続いてトレンド入りした。マジで何かあったのかと事情を知らない人が勘違いしたらしい。ツイッター上にはゴジラを見た(という体で)ツイートが溢れかえり、ニコニコ大百科のシン・ゴジラの単語記事の掲示板でも実況が始まっている。
ゴジラ第四形態が上陸した11月7日は一時的にツイッターが重くなる事態が発生。もちろん原因はゴジラとは関係ないのだが、あまりのタイミングのよさに「ゴジラが来たからツイッターが落ちた」という実況ネタのひとつにもなった。
また、作中の主要人物である泉修一を演じる俳優松尾諭氏も自身のツイッターアカウントで泉修一になりきったツイートでシンゴジ実況に参加している。
ちなみに本作における出来事のざっくりとした時系列は以下の通り。
影響
先述の通りシン・ゴジラは民間人の描写を詳しく表現しているわけではなく、ほんの一瞬ツイッターの(ようなものの)画面が表示されたり、ニコニコ動画(っぽいやつ)のコメントなどで窺い知れるのみであった。シンゴジ実況はその「民間人の描写」という足りない部分を視聴者たちが自らの手で補い、表現するという異例の状態となっている。
「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)」というキャッチフレーズの本作だが、シンゴジ実況はまさしく現実と虚構がないまぜになった状態を楽しむ本作ならではの楽しみ方のひとつといえるだろう。
関連商品
シン・ゴジラの映像ソフトが発売されれば本来の意味のシンゴジ実況ができる・・・はず。
関連項目
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