トキハとは、大分県大分市に本社を置く小売業者。歴史的仮名遣いで「ときわ」と読む。
概要
1935年に創業した百貨店。
基本形態となる総合百貨店のトキハのほかに、子会社のトキハインダストリーが「トキハインダストリー」および「アテオ」を展開している。
ネット通販は「トキネット」というサイト名で運営している。
業態
- トキハ
総合百貨店。大分県内に3店舗を構える。
大分県内にはライバルの百貨店が滅多に存在しなかったことから比較的安泰な営業を続けてこれたが、
近年ではイオングループなどの郊外型ショッピングセンターなどに押されて苦しい経営を強いられている。
本店は大分駅チカに店を構えており、地方都市としては珍しい巨大店舗で、本館で約42000平方メートル、別館の「トキハ会館」は約51000平方メートル、合計93000平方メートルという広大な店舗床面積を誇り、年間売上高は300億円をオーバーし、大分駅前のランドマーク、いや県内の経済を支える重要なランドマークとなっている。本館1階には大分交通のバス案内所があり、建物前には大分交通・大分バスの高速バスのバス停があることから、「中央通り」バス停として機能している。(なお、ココ最近は「要町」というバス停に乗り入れる便もあるが、実は要町のほうが大分駅により近い。)2015年には大分駅直結の駅ビル「アミュプラザおおいた(JRおおいたシティ)」が開業し、駅チカとはいえやや離れているトキハは旗色が若干悪い模様。
別府店は別府駅前の経済活性化の目玉として開業前は期待されていたが、地元経済界からは「本店の中途半端な存在で売り上げは厳しいだろう」との見方が大方だった。いざ蓋を開けてみれば赤字続き。地元経済界の予想が当たってしまった。しかしココ最近はテナント収入や催物収入が安定しており、経営状態が改善している。2007年にはゆめタウン別府というライバルが出現し、今後生き残れるかどうかが注目されている。余談ではあるが、大分交通の高速バスの「別府(北浜)」「別府北浜」バス停とは、トキハ別府店のことを指す。
わさだ店(トキハわさだタウン)は郊外型 リージョナル型ショッピングセンター。地元民を中心に「わっタン」と呼称される。JR久大本線の南大分駅・JR豊肥本線の敷戸駅から徒歩約1時間と、トキハ百貨店の中では唯一駅チカではない。わさだは漢字で書くと「稙田」となる。元々ココには大分市役所稙田支所という公共施設が存在していたが、移転・再開発が行われ、トキハがここに店を建てた。本来であればこういう郊外型のロードサイドショッピングモールはイオンやゆめタウンが定番だが、百貨店がディベロッパー(開発業者)となるのは珍しい事例であった。 - トキハインダストリー
1970年から運営を開始した業態。中規模・大規模スーパーマーケットである。 - アテオ
トキハインダストリーの別業態で、小規模なスーパーマーケットである。アテオのアルファベット表記は「atio」。大分(Oita)を逆に並べたものである。
店舗一覧
※ここではトキハの冠は省略して表記する。
- 本店(大分市府内町)
- 別府店(別府市北浜)
- わさだ店(大分市玉沢)
- インダストリーあけのアクロスタウン店(大分市明野東)
- インダストリー南大分センター店(大分市田中町)
- アムス大在店(大分市大在浜)
- インダストリー富士見が丘店(大分市富士見が丘西)
- インダストリー春日浦フードスタジアム店(大分市王子北町)
- インダストリー若草公園店(大分市中央町)
- インダストリーわさだタウン店(大分市大字玉沢字楠本)
- アテオ岩田町店(大分市岩田町)
- アテオ学園台センター店(大分市東野台)
- アテオ下郡店(大分市下郡東)
- アテオ光吉店(大分市大字光吉字藤田)
- アテオ南明野店(大分市明野高尾)
- アテオ高江店(大分市高江南)
- インダストリー鶴見園店(別府市鶴見園町)
- インダストリー日出町店(速見郡日出町)
- インダストリー別府フードキッチン店(別府市北浜)
- アテオ南石垣店(別府市石垣東)
- インダストリー宇佐四日市店(宇佐市四日市鬼枝)
- インダストリー長洲店(宇佐市長洲沖須町)
- インダストリー豊後高田店(豊後高田市新町)
- インダストリー玖珠センター店(玖珠郡玖珠町大字塚脇)
- インダストリー三重店(豊後大野市三重町市場)
- インダストリー佐伯店(佐伯市大字池田)
関連動画
関連項目
外部リンク
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