ファイナルファンタジーXIVにおけるドラゴン(族)とは、作中に登場する種族のひとつである。
概要
惑星ハイデリンに生息する種族のひとつ。詳細は後述するが、他の多くのファンタジー作品における「ドラゴン」「竜(龍)」と概ね同じような外見をしている。
ファンタジー作品の花形と言える「ドラゴン」だが、本作においてもその例に漏れず、ストーリー的にも世界観的にも非常に重要な存在である。
生体
外見は個体ごとに大きく異なるが、共通して鱗に覆われ、鋭い爪と牙を持つという一般的なドラゴンの特徴を持っている。
卵から孵った直後の幼体は「ドラゴネット」と呼ばれ、人の子供程度の大きさで、四脚と一対の翼を持つというほぼ同一の特徴を持っている。その後は過ごした環境などによって大きく変わり、例えば翼が発達して飛行に特化した「ワイバーン」や、脚が発達して歩行に特化した「レッサードラゴン」などに分かれる。他にも、火属性の強い環境で過ごせば炎のブレスを、氷属性の強い環境で過ごせば氷のブレスを吐くようになったりといった変化が表れる。
生物としての雌雄(男女)を持たず、単体で卵を産んで孵すことができる。ただし、雌雄の概念は存在するようで、例えば兄弟姉妹関係において対象によって「兄」と「姉」、「弟」と「妹」を使い分けている。
寿命は非常に長く、千年を生きると言われている。特にミドガルズオルムは既に1万年以上を生き続けており、七大天竜に関しても現在生きている個体が5000年前にも活動していたことが確認されている。そのため、寿命がせいぜい100年程度の人類とは時間の感覚に大きな差がある。
特定の条件を満たした人類がドラゴン族の血を飲むと、肉体がドラゴンに変異する。これは「竜人」と呼ばれ、「ウェアドラゴン」「エイビス」「シリクタ」などがそれに該当する。
文化
非常に高い理性と知性を有するが、人のように文明を築くことは基本的にない。
強い絆で結ばれたドラゴン同士が「番い」とよばれる関係になることがある。先述の通り雌雄がなく繁殖も単体で可能なため、人の婚姻関係とは大きく概念が異なる。兄弟姉妹間で番いになることもある。
「眷属」という上下関係もあり、これには広義の「そのドラゴンに従う全ての存在(ドラゴン族同士を含む)」と、狭義の「ドラゴン族ではないが何らかの理由でそのドラゴンに従う存在」という複数の意味が存在する。前述の「竜人」や、魔力で屈服させた魔物などが狭義の「眷属」に当たる存在である。
「ドラゴン語」と呼ばれる独自の言語を持つが、魔力によって意思を伝える性質を持つため、言語は補助的なものである。中には人の言葉を操ることができる個体も存在する。
当記事では「○体」と数えているが、ドラゴン族やそれに理解のある者は「○翼(よく)」という単位で数える。他にも、種族や個体に対する慣用表現として「翼(つばさ)」という言葉をよく用いる。
「文字」の文化は持たず、「詩」によって記憶を語り継ぐ。ドラゴン族とイシュガルドの戦争である「竜詩戦争」や、七大天竜ラタトスクの異名である「詩竜」もこれに由来する。
幻龍ミドガルズオルム
モードゥナ地方の銀泪湖に生息していたが、新生エオルゼア編の15年前にその上空を通過しようとしたガレマール帝国軍の飛空艇艦隊と交戦。旗艦アグリウスと相打ちとなり、墜落したアグリウスに巻き付いた状態で活動を停止した。
死亡したものとみられていたが、実際には傷を癒すために休眠状態に入っただけである。この状態でも幻体を用いて意思疎通したり、戦闘をすることも可能である。
七大天竜
ミドガルズオルムの直接の子に当たる7体のドラゴン。ドラゴン族の中でも特に強大な力を持つ。
「七大」と言うが、新生エオルゼア編の時点では既に死亡していたり拘束されていたりで、まともな状態で活動できているのはこの内3体だけである。
ネタバレ
関連動画
関連静画
関連項目
- 0
- 0pt