ナディ・雪之丞・カッサパとは、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズの登場人物にして頼れるおやっさんである。
間違えられやすいがカッサバではない。
概要でもなきゃ、学もねえコイツみてえのに分かる訳ねえだろう
CGSのモビルワーカー整備士。参番組に対し人を人とも思わないような扱いをする人間ばかりのCGSにおいて、子供たちへ好意的に接するほぼ唯一の大人である。鉄華団の立ち上げ後も自主的に残留しており、機体の整備や修理を一手に引き受けている。
元々MSに関しては門外漢であるため整備に悪戦苦闘することも多かったが、鉄華団が修羅場をくぐり抜けると共におやっさんのスキルも磨かれていき、戦況に応じた装備を用意するまでになっていった(尤も「MSをいじるなんてガキの頃以来」という発言からすると、若い頃はMS整備にも携わっていたらしい)。また長距離輸送ブースタークタン参型の操縦など、有事の際には整備以外の作業をこなすこともしばしばである。
上述の通り、年下の団員に対しても横柄にならず、きちんと大人らしい対応をする人柄である。言葉遣いは荒いものの整備に関して的確な指導を行っており、適宜休息を取るよう指示したり危険物を取り扱う際には注意を促したりと危機管理もしっかりしている。整備が不十分なバルバトスを送り出す際には三日月に詫びるなどプロ意識も高い。
また、仕事以外の場面でも団員のことをよく見ており年長者らしい振る舞いをしている。特に20話では、オルガと鉄華団の今後に強い不安を抱いたビスケットに対し「鉄華団はただのラッキーだけでここまでやってこれたんじゃねえ」と今までのことを語りながら、もう一度オルガと話し合ってみるよう諭すというフォローを行った。正に理想の上司。
一見すると分かりづらいが両足が義足となっており、これは過去における戦傷とのこと。阿頼耶識を始めとし、身体に異物を埋め込むことが忌避される地球においては義足もまた「似たようなもん」であるらしく、鉄華団には案外その辺りにシンパシーを感じているのかもしれない。
作品における扱い
と、鉄華団にとって非常に頼りになる人物なのだが、このおやっさん作品の内外(主に三日月)から妙な扱いを受けることが多い。
例えば11話、バルバトスが装着したクタン参型に搭乗し三日月と共に参上したおやっさんであったが、戦闘区域に到達するや否や操縦できない参型をいきなりパージされ、宇宙に放流されるという憂き目に遭う。絶叫しながら宇宙を漂うおやっさんであったが、三日月は「まあ敵からは離れていってるし、回収は後でもいいでしょ」と言い切り戦闘開始。これには昭弘も「鬼かよ」と戦慄した。(ちなみに後の話においてもおやっさんが参型に搭乗する機会があるのだが、その時には完璧に操縦をこなしていた。流石である)
また19話におけるキマリスとの戦闘の際、バルバトスがリアクティブアーマーを装着していたことについて「パターンが分かれば対策くらいするよ。……おやっさんが」と発言し、戦略まで丸投げされていることが判明。本人の判断や適正、信頼の裏返しの結果なのだろうがそれでいいのか。
更にはプラモデル『HGガンダムバルバトス&長距離輸送ブースタークタン参型』の説明書にて体臭がきついという謎の情報が付与される。唐突なおっさんのフレグランスへの言及に「果たしてその設定は必要なのか」と事態は紛糾した。しかし14話にて、衛生観念の低さから鉄華団全員が臭気を発しており、中でもおやっさんはアトラに言わせると「近くに行くと目がツ~ンって痛くなる」ほどの臭さであるという衝撃の事実が判明。メディアの垣根を超えた見事な伏線回収に多くの視聴者から感嘆の声が上がることとなった。
ヤマギやべえ。関連動画保存すんの忘れた。どうしよう
オルガがいて、皆がいて……そして関連項目があったからだ
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