光速より生まれし肉体よ、革命の時は来たれり。勝利を我が手に!
シンクロ召喚!きらめけ、フルール・ド・シュヴァリエ!
フルール・ド・シュヴァリエとは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するカードである。
概要
シェリー・ルブランの使用するシンクロモンスター。「フルール・シンクロン」をシンクロ素材に指定するレベル8のシンクロモンスターで、1ターンに1度(相手ターンも可)、相手の魔法・罠の発動を無効にして破壊する効果を持っている。
VS不動遊星で登場。
「フルール・シンクロン」と「ケンタウルミナ」をシンクロ素材としてシンクロ召喚された。
「ジャンク・ウォリアー」に攻撃、遊星の「くず鉄のかかし」の効果を無効にして攻撃を通し、戦闘破壊した。
その後「ターボ・ウォリアー」で攻撃されてしまったが、「理想のために」で破壊は免れた。直後に遊星は「シンクロ・アウト」を発動したが、もう1枚の伏せカードを「緊急同調」と読んだシェリーは効果を無効にせず。その後、予想通りに発動された「緊急同調」を無効にしたが、「ターボ・シンクロン」でバトルフェイズ中に特殊召喚した「ジャンク・コレクター」の効果によって「緊急同調」の効果を使用されてしまい、シンクロ召喚された「ターボ・ウォリアー」によって戦闘破壊された。
バトルロイヤルモードでの遊星VSシェリーVSミゾグチVSディアブロ軍団で再登場。
VS遊星と同じ素材でシンクロ召喚された。ディアブロ1体に直接攻撃したものの、「DNA移植手術」でこのカードを光属性に変更され、「A・ボム」の自爆特攻を受けてしまう。その後、「A・ボム」の効果でこのカードを破壊され、シェリーはディアブロ軍団の「A・ボム」による10連続ダイレクトアタックを受ける羽目になった。
このカードの効果が初登場時同様であった場合、このとき、シェリーは「DNA移植手術」をこのカードの効果で無効にすることが可能であった。それをしなかったのは後述するOCG仕様に変更されていたためか、遊星のフィールドに光属性の「ロード・ウォリアー」が存在したために無効にしても「A・ボム」の自爆特攻は防げないと考えたからかもしれない(1ターンに1度しか使用できない性質を考えると、無効効果を使用しないのも1つの選択)。
フルール(仏:fleur)は「白百合」を意味する。また、シュヴァリエ(仏:chevalier)は「騎士」を意味する。カード名をフランス語の文法に従って直訳すると「騎士の白百合」になってしまうが、おそらくは「白百合の騎士」としたかったのだと思われる。類例に「カース・オブ・ドラゴン」がある。
英語版では正しく「白百合の騎士」になっている。
攻撃名のオラージュ(仏:orage)は「嵐」を意味する。直訳すると「嵐の花」になる。これが「花の嵐」の誤訳であるかどうかは分からない。
遊星が使用したモンスターではないが、「シンクロン」と名のついたチューナーをシンクロ素材に指定するので、「クイック・シンクロン」でシンクロ召喚可能。最初は遊星をチームに誘っていたので、遊星のカードとのシナジーを考慮したのかもしれない。
結局、遊星が使用したことも遊星のシンクロンサポートを受けたことも一度も無かった。
OCG版
ゲーム「遊☆戯☆王5D's TAG FORCE 5」(2010年9月16日発売)の付属カードとしてOCGに登場。
シンクロ・効果モンスター
※「遊☆戯☆王5D's TAG FORCE 5」収録のカード(TF05-JP002)による
星8/風属性/戦士族/ATK 2700/DEF 2300
「フルール・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。
その発動を無効にし破壊する。
この効果は自分のターンに1度だけ発動する事ができる。
魔法・罠を無効にできるため、「奈落の落とし穴」を無効化したり、「聖なるバリア-ミラーフォース-」などを回避しつつ攻撃できる。
しかし、効果が使用できるのは1ターンに1度なので、効果使用後に「サンダー・ブレイク」などを使用され、このカードを除去される可能性がある。1ターンに1度しか使用できないので、無効にするかどうかはよく考えたい。この辺りは相手との駆け引きである。
相手ターンに発動したものには無力なことも注意。
チューナーに「フルール・シンクロン」を使用する場合、残り6のレベルを用意する必要がある。「D-HERO ディアボリックガイ」などなら比較的容易に用意できるものの、少々手間がかかる。
「クイック・シンクロン」ならより簡単に素材をそろえられる。その場合、「ジャンク・デストロイヤー」、「ロード・ウォリアー」(非チューナー2体以上)をシンクロ召喚することも可能。
「ジャンク・デストロイヤー」の場合、種別を問わずにカードを破壊できるので、このカードより優先してシンクロ召喚されることも多い。しかし、「ジャンク・デストロイヤー」の場合、「スターライト・ロード」などの破壊メタが飛んでくる可能性がある。
ちなみに、先にこのカードを出しておけば、「スターライト・ロード」は無効化できるので、「ジャンク・デストロイヤー」とこのカードの相性は良い。
後に「クイック・シンクロン」と同様の代用効果を持ったモンスター「ジャンク・アンカー」が登場した。こちらは少々癖が強く、このカードの召喚の前にジャンクモンスターを用意する必要があるが、覚えておいて損はないだろう。
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