ムーニーヴァレー競馬場(Moonee Valley Racecourse)とは、オーストラリア・メルボルンにある競馬場である。「The Valley」の通称で知られる。
揺らぎにより、ムーニーバレー競馬場と記載されることもある。コース紹介(JRA)
概要
ビクトリア州に4つある「メトロポリタン」と呼ばれる主要競馬場の一つ。メルボルンの競馬場としては最も小規模ながら、GI「コックスプレート(芝2040m)」はオセアニアの春競馬シーズンにおける中距離王者決定戦として100年近い歴史を持つ。また、1998年にナイター開催を導入、2010年からは「55 Second Challenge」と銘打って955mの短距離戦シリーズを開始している。
一周1805m、左回りの芝コースだが、全体としては角丸の長方形に近い形状。そのうえゴール線がその長方形の短辺側にあるという特殊すぎるコースで、最終直線の長さはなんとたった173m。最近つとに有名になった中山の直線(310m)の半分ちょい、稼働中の地方競馬場中最短距離の浦和、高知、佐賀(各200m)、さらには移転前の名古屋競馬場の直線(当時日本最短の194m)よりさらに短い、と言えばどれぐらい短いか実感いただけるだろうか。
当然、直線を向いてからスパートをかけているんでは間に合わないので、4コーナー前から仕掛け始めることになる。そのため、ここで勝つ馬には最高速を維持したままコーナリングができる器用さが求められる。差し馬にとっては4コーナーが邪魔になるため、先行馬有利とされる。
途中にバックストレッチ~4コーナー手前をショートカットするような形で襷コースがあり、また2コーナー終点にバックストレッチを延長するような形の引き込み線がある。1000mのA.J.モイアステークスは襷コースの終点から、1200mのマニカトステークスは引き込み線からスタートする。
2025年コックスプレート後から大規模改修が行われる予定となっており、コースレイアウトも現3~4コーナーにスタンド・ゴール板を配置するように一新される。つまり縦長の長方形から横長の長方形になる。これにより直線距離は317mまで延長される。完成予定は2026/2027シーズンの見込み。[1]
主な競走
すべてGroup 1競走。
関連動画
関連リンク
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アスコット競馬場
- 荒尾競馬場
- 宇都宮競馬場
- 帯広競馬場
- 上山競馬場
- 京都競馬場
- キングアブドゥルアジーズ競馬場
- 国際セリ名簿基準書パートⅡ国の競馬場一覧
- 小倉競馬場
- 札幌競馬場
- サンタアニタパーク競馬場
- 沙田競馬場
- チャーチルダウンズ競馬場
- 中京競馬場
- デルマー競馬場
- 東京競馬場
- 中津競馬場
- 中山競馬場
- 新潟競馬場
- 函館競馬場
- 阪神競馬場
- パドック
- 福島競馬場
- 福山競馬場
- フレミントン競馬場
- ベルモントパーク競馬場
- 益田競馬場
- 水沢競馬場
- 盛岡競馬場
- 門別競馬場
- ロイヤルランドウィック競馬場
▶もっと見る
- 0
- 0pt

