概要
庶民の生まれで、弁護士から検事になり、ダバオの市長を長く務めた。ダバオでは腐敗した犯罪環境を撲滅すると公約したが、公約を実行する方法は犯人を犯行現場で射殺してしまうという奇抜なものだった。これによって逮捕後に有力弁護士や賄賂によって凶悪犯人が釈放されてしまうというパターンが消滅、1000人ほどの札付き犯罪者が射殺され、町は静かになった。アドバイザーを雇って地方の景気も回復させ、ダバオは「世界で最も安全な都市10傑」の1つにまで昇格した。[1]
2016年にフィリピンの大統領に就任した後も同様のキャンペーンを展開、これまでに少なくとも6600人が殺害されたが、大統領自身と大統領が進めるキャンペーンはフィリピン国内で広く支持されていた。[2]
2022年6月末に6年の任期を終えて退任。直前まで75%という高い支持率を記録していた。[3]
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関連項目
脚注
- *「兵頭二十八の防衛白書 2016」兵頭二十八 草思社 2016 p.162
- *フィリピン「麻薬撲滅戦争」、3歳児も犠牲に 国連委が実態調査を決議 2019.7.12
- *ドゥテルテ比大統領退任へ 75%の高支持率維持 2022.6.29
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