ワールドゲームズとは、オリンピックに採用されていない競技種目の国際大会である。
概要
「第二のオリンピック」とも言われ、4年に一度、夏季五輪の翌年に開催される。国威発揚、勝利偏重主義を避ける傾向にある。各国が代表を選出するのではなく、各競技の国際スポーツ連盟が各国競技団体に派遣を要請する形をとっている。
歴代大会
第1回(1981年) サンタクララ(アメリカ)
前年のモスクワ五輪で、ソ連に対抗した西側諸国のボイコットが相次いだため、表彰式では国歌斉唱、国旗掲揚を行わず。これは第5回まで継承された。
公式競技
第2回(1985年) ロンドン(イギリス)
公式競技
公開競技
- オートバイ競技
第3回(1989年) カールスルーエ(西ドイツ)
49ヶ国から1965人が参加。本大会よりIOCから補助金が出るようになった。
公式競技
公開競技
第4回(1993年) ハーグ(オランダ)
公式競技
公開競技
第5回(1997年) ラハティ(フィンランド)
75ヶ国から1725人が参加。当初は南アフリカで開催予定だったが政変の影響で変更。
公式競技
公開競技
第6回(2001年) 秋田(日本)
93ヶ国から2193人が参加。初のアジアでの開催。ナショナリズム高揚を嫌って国別対抗の構図は避けられてきたが、規約改正により表彰式での国旗掲揚、国歌斉唱が行われるようになった。
公式競技
公開競技
第7回(2005年) デュイスブルク(ドイツ)
公式競技
公開競技
第8回(2009年) 高雄(台湾)
公式競技
公開競技
第9回(2013年) カリ(コロンビア)
競技一覧
公開競技
第10回(2017年) ブロツワフ(ポーランド)
公式競技
公開競技
第11回(2022年) バーミングハム(アメリカ)
新型コロナウイルス感染症拡大のため、当初の予定から1年延期。男子ラクロス、車いすラグビーなどを新たに採用予定。
第12回(2025年) 成都(中国)
五輪に採用された競技
- バドミントン(1992年~)
- 野球・ソフトボール(1992~2008年)
- ビーチバレーボール(1996年~)
- 7人制ラグビー(2016年~)
- ソフトボール(1996~2008年)
- テコンドー(2000年~)
- トライアスロン(2000年~)
- ウエイトリフティング(女子)(2000年~)
- スポーツクライミング(2020年~)
- 空手(2020年~)
かつて五輪で行われていた競技
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関連項目
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