中身厨とは、人・物・作品などの中身・質を都合良く利用している厨房であり、批判厨・評論厨の一種。
概要
主に"中身"や"質"の有無などを利用して周囲を煽り、「中身がない」などと侮蔑・中傷発言を好んでする者に対する蔑称である。
"中身"や"質"を重視すると言えば一見聞こえが良いが、それらの言葉が指す定義や範囲は非常に曖昧であるため、具体的な意見や主張なしに都合良く物事を否定するために乱用されてしまっているのも事実である。
中身厨とされるような場合の"中身"とは自分の好きなジャンルや要素、または権威ある物を指すことが多く、個人的嗜好を押しつけたり、対象の権威やイメージを自分のステータスとして利用している事が多い。
特に後者の場合は自分自身を玄人に見せたがる傾向が強くなるため、流行している人気の物や大衆受けする物などを否定し、古くから評価されている分野や人を選ぶ高尚な物・名作を好んで利用するようになる。
いずれにせよその対象となる人・物・作品よりそれらを利用している自分へと意識が向いているため、純粋にそれらを好む人達にとっては迷惑きわまりない話である。
アニメなどにおける中身厨
アニメ関係などの界隈においては"質厨"や"脚本厨"などと呼ばれることも多く、呼称は一定していないが、オタク的性質との相性の良さからほぼ傾向は変わらず多く存在している。
作品内容としては日常物などの平和な舞台設定やキャラクター、ビジュアルを重視した物、子供向け、ライトノベルなどが否定対象になり、逆に鬱展開や暗い物語、グロテスクな描写など好みが分かれるような物やいわゆる大人向けが利用対象となることが多くなり、不要な風評被害や対立の原因にもなってしまっている。
関連項目
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