単語

(豫)とは、以下のことを表す。

  • 予 - 一人称の人称代名詞。余と同じ。
  • 予 - の第7代
  • 予(豫) - 中国の地名。河南北部のあたりのこと。また河南の別称
  • 予 - 伊予のこと。予州
  • 豫 - 六十四卦の一つ。地豫。䷏

人名

中国語圏に豫姓がある。もとは姬姓。また名前にも用いられる。

漢字として

予の旧字は豫で、現在使われている予はこの豫を略したものである。しかしこ略字とは別に予という字がある。ここではその予と豫についてそれぞれ解説する。

Unicode
U+4E88
JIS X 0213
1-45-29
部首
亅部
画数
4画
読み(常用)
訓読み(常用)
-

小篆体
意味
機織り機の杼、という意味が本義であるが、)と通じた与える、と通じた、の二つの仮借義の方がメジャーである。〔説文解字・巻四〕に「推し予(あた)ふるなり」とある。〔爾雅・釈詁〕に「予、賜ふなり」「予、なり」とある。
いくつか説がある。甲文、文での使われている例が見つかっていないため、基本的に〔説文〕の小篆体をもとにした説である。
まず〔説文解字〕は「相ひ予ふるの形にる」と、互いに与えあうところの形としている。なにを与え合っているのかについては、手を与え合う説(〔釈例〕)、を与え合う説(〔古籀篇〕)などがある。
輪っかが重なり合っている小篆体の形から、予を幻の反文とする説(〔説文解字注箋〕)、輪っかが延々とつながり合う形とする説(〔文〕)などがある。
ほかに杼(ひ、織物の横糸を通す具)の形でその初文であるとする説(〔聞載〕)がある。
音訓
読みはヨ(音、音)、訓読みは、われ、あたえる、たまう、ゆるす。
規格
(豫の新字体としての)予は常用漢字であり小学校3年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年常用漢字になった。JIS X 0213第一準。
部首
予は説文解字で部首である。予、幻、舒の3字を収める。
予を符とする漢字に、伃、、芧、抒、杼、𣏗、𡱣、𥝱、舒、、紓、豫、、がある。
予告・予奪
異体字
〔三体石経〕は舍を予の古文としている。

Unicode
U+8C6B
JIS X 0213
1-48-14
部首
画数
16画
意味
あらかじめ、心が安らか、喜び、緩くする、怠る、ぐずぐずする、大きな、(与()と通じて)あずかると。シャと読んで榭に通じる。
説文解字・巻九〕には「の大なる者なり」とあり、また賈逵の説として「物においてあらず」としている。ただ経籍に大きなの意味の用例はない。
符は予。占いが意味に関係しているという説があるが偽は定かでない。
音訓
読みはヨ(音、音)、訓読みは、あらかじめ、よろこぶ、たのしむ、かねて。名のりに、まさ・やす・やすし、などがある。
規格・区分
豫は予の旧字として常用漢字表に載っている。JIS X 0213第二準。
豫を符とする漢字に、櫲がある。
予感・予期・予後・予告・予測・予知・予定

異体字

𠄛
Unicode
U+2011B
部首
亅部
画数
12画
𢄮
Unicode
U+2212E
部首
巾部
画数
14画
𠄝
Unicode
U+2011D
部首
亅部
画数
16画
  • 𠄛は、〔説文(段注本)〕に「古文」とある異体字。〔説文(大徐本)〕の注にも古文とある。
  • 𢄮は、〔字彙補〕に「古文豫字」とある異体字。
  • 𠄝は、〔説文(大徐本)〕に「古文」とある異体字。
  • は預、舒の異体字とされ、さらに豫と通用するという字。

関連項目

六十四卦

小過
未済
大過
噬嗑
明夷 既済 同人
大畜 小畜 大壮 大有

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つ「豫譲
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矛ではない
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2011/01/30(日) 23:17:29 ID: rWlvkNCDYs
志村ー、「譲」の字を間違えてるぞー
4 ななしのよっしん
2011/05/03(火) 15:50:58 ID: Muhys/Zs6X
小篆体
タイトル:予小篆体
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5 ななしのよっしん
2018/04/01(日) 15:08:38 ID: X+rqKoOhpZ
やはり「」を新字体にするべきであった。