倉庫番とは、倉庫の管理や警備などを担当する役職・人物。
- 1982年に発売されたパズルゲーム。また、同様のルールのパズルゲーム全般。本稿で扱う。
- ゲーム『不思議のダンジョン』シリーズなどで、アイテムやお金を預かってくれる人物。
- ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズなどで、物語が進むと使われなくなる人物や機体。
- 掲示板サイト「2ちゃんねる」で、新規投稿がなく一覧から削除されたスレッドをHTML化する人物。
概要
倉庫番 | |
基本情報 | |
ジャンル | パズルゲーム |
対応 機種 |
PC-8801 FM-7 PC-8001mk2 X-1/C MZ2000/2200 PC-6001/mk2 |
開発元 | シンキングラビット |
発売元 | シンキングラビット |
発売日 | 1982年12月 |
ゲームソフトテンプレート |
倉庫番(Sokoban)は、1981年、今林宏行氏によってBasic言語で制作され、翌1982年、同氏が立ち上げた有限会社シンキングラビットから発売されたパズルゲーム。その後、複数の企業とライセンス契約を締結し、多くのハードウェアに移植された。『倉庫番』シリーズは、今日まで30年以上の長きにわたり愛されてきたパズルゲームと言える。
ルールがシンプルで分かりやすく、マス目状のマップを採用していれば導入可能、さらに問題が比較的作りやすいパズルである(難易度調整を考えなければ、クリアした状態から逆算するだけでよい)ため、個人による二次制作も多い。また、ロードランナーと並んでパズルゲームのマイルストーン的な作品でもあり、数多くのゲームがこの倉庫番のルールを踏襲している。コンシューマーゲームでは『迷宮島』『パズルボーイ』、PCゲームでは『わにの庭』『Qulipp』なども倉庫番のルールを発展させたものであった。『ドラゴンクエストⅢ』のエジンベアにおける地下室のパズルも、倉庫番のルールを借用したミニゲームとなっている。
マス目状のマップの中で、すべての荷物を所定の位置まで移動させていく。プレイヤーは上下左右に動き、荷物を1つずつ押して移動させることができる。ただし、荷物を引っ張ったり飛び越えたりすることはできず、複数の荷物を同時に押すこともできない。ゲーム『ポケモン』シリーズの「かいりきで動かせる岩」をイメージしてもらえれば分かりやすい。
:壁 ○:荷物 ♀:プレイヤー +:ゴール地点 ◎:ゴール地点の上に荷物
上に示したように、すべての荷物をゴール地点まで運べばクリアとなる。押すことでしか荷物を動かせないため、あとで元の位置に戻せるかどうか確認するとよい。とくに、荷物を押すと壁に接したり、閉所ができたりする場合は注意。
例題
♀ + ○ + ○ + ○ ○+
解答例
+ ○ + ♀○ + → ○ ○+
+ ♀ + ○○ + → ○ ○+
+ + ○♀ + → ○○ ○+
+ + ♀○ + → ○○ ○+
+ ○ + ♀○ + → ○ ○+
+ ○ + ○ + → ○♀ ○+
+ ○○ + ♀ + → ○ ○+
+ ○○ + + → ○ ○♀+
+ ♀○ + ○ + → ○ ○ +
+ ○ + ♀◎ → ○ ○ +
◎ ○ ♀ + → ○ ○ +
◎ ○♀ + + → ○ ○ +
◎ ♀ + ○ + → ○ ○ +
◎ + ♀◎ → ○ ○ +
◎ ◎ ♀ → ○ ○ +
◎ ◎ ○ + → ♀ ○ +
◎ ◎ ○ + → ♀◎
◎ ◎ ♀◎ ◎
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関連項目
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