概要
1947年に麹町区と神田区が合併して誕生した。「千代田区」の由来は江戸城の別名である「千代田城」から。
人口は約5万人で東京23区の中で最も少ない。永田町や霞が関、日比谷には日本の政治、行政機能が集まり、中心には皇居(旧江戸城)が存在する。千代田区の区域は東京の地下鉄は皇居を避けるように曲がりくねった路線になっている。
東京駅前の丸の内・大手町地域は三菱村とも呼ばれ、高層ビルが立ち並ぶ日本有数のオフィス街となっている。そして、「有楽町で逢いましょう」で知られ、商業地の有楽町と合わせて大丸有(だいまるゆう)と呼んでいる(大丸が有るから大丸有ではない)。そして、この一帯が東京都が定義している都心である。なお、東京駅は大手町にあり、知らない人に伝えておくが、東京駅と大手町駅は同じ駅構内である(大阪でいう大阪駅と梅田駅の関係と同じ)。
神田は江戸から続く古くからの商業地であり、特に神田神保町古書街は、国内最大規模の古書街として知名度が高い。そこから続く一ツ橋、飯田橋一帯含め文京区音羽とともに国内出版業の大半を占める。また、永田町は日本の全雑誌を収蔵するともいわれる国立国会図書館があり、お世話になった人も多いはず。
何より千代田区は、その東側にある秋葉原が世間的にも有名であろう。ただし地名としての秋葉原は台東区で、世間的に言われる「秋葉原」は千代田区外神田に位置し、秋葉原を台東区にあると思っている人やどこにあるかまでは知らない人も多い。
紀尾井町は名の通り、紀州藩と尾張藩と井伊直弼邸があったことから名付けられた地名で、一帯は高級ホテルが多いことで知られるほか、Yahoo(現在LINEヤフー)本社が六本木から移転したことから、渋谷と並ぶ都内屈指のIT密集エリアとしても発展している。
あまり、住宅街のイメージは持たれていない同区だが、皇居の西側に位置する麹町や番町には知られざる超高級セレブ街があり、政界、財界の要人らが邸宅を構えていたのだが、近年はこの辺りまでビジネス街化しつつあり、三番町にかすかな面影を残すのみとなっている。
なお、柔道、剣道などの武道や、かつてはビートルズの来日公演などロックコンサートの聖地としても知られる日本武道館は皇居に属する北の丸公園の北部にある。
おもな地域
皇居 大手町 丸の内 有楽町 日比谷公園 霞ヶ関 永田町 麹町 紀尾井町 番町 飯田橋 九段 一橋 神田 秋葉原 御茶ノ水 神保町 水道橋
おもな施設・名所
関連項目
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