JR | 東海道本線 | 大阪駅 |
---|---|---|
大阪環状線 | ||
おおさか東線 | ||
JR東西線 | 北新地駅 | |
私鉄 | 阪急電鉄 | 大阪梅田駅 |
阪神電鉄 | 大阪梅田駅 | |
大阪メトロ | 御堂筋線 | 梅田駅 |
谷町線 | 東梅田駅 | |
四つ橋線 | 西梅田駅 |
なお、添田線にあった大任駅がかつて梅田駅を名乗ったことはあるがここでは扱わない。
概要
2019年9月30日までは、阪急電鉄と阪神電気鉄道及び大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)御堂筋線の梅田駅が存在する。一般に阪急梅田駅、阪神梅田駅とも呼ばれるが、両駅とも正式駅名が梅田駅であった。
2019年10月1日以降、阪急電鉄と阪神電車は駅名を変更し「大阪梅田駅」に改称した。
また、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)谷町線と四つ橋線も至近に駅があるが、それぞれ東梅田駅と西梅田駅と名付けられている。乗車券は梅田駅・東梅田駅・西梅田駅で相互利用可能であり、30分以内であれば改札外乗り換えも可能である。
JR西日本のターミナルはJR梅田駅大阪駅と呼び、徒歩連絡が可能である。また、南部のJR東西線北新地駅も圏内である。実はJRにも梅田駅は存在していたが、JR貨物の駅であり貨物専用駅であるため、梅田駅経由の旅客車は例外なく梅田駅を通過駅としていた。2013年4月1日をもって駅としては廃止されており、機能は百済貨物ターミナル駅と吹田貨物ターミナル駅に分散されている。
ちなみにこの7駅は地下街で繋がっており、日本最大級の複合ダンジョンを形成している(一般客は利用できないので当然であるが、JR貨物梅田駅のみは繋がっていなかった)。
JR西日本の大阪駅・北新地駅、私鉄・地下鉄梅田駅を合わせた1日あたりの利用者数は約240万人(2015年度)、年間に直すと8億8千万人を超えている。これは新宿駅、池袋駅、渋谷駅に次ぐ世界第4位の数で、近畿圏では最大の駅として他に圧倒的な差をつけている。また、山手線が通らない駅としては世界最大の駅でもある。
また、2023年3月18日にはうめきた地区の再開発に伴い、梅田貨物線の一部地下化と同時に前述のJR貨物梅田駅から大阪駅に大きく寄せた場所に大阪駅の地下ホーム(21番のりば〜24番のりば)が開業した。梅田貨物線を通る特急「くろしお」「はるか」の停車駅になったことで梅田地区の乗降を可能にしたほか、おおさか東線が当駅まで乗り入れて同線の終端駅になった。将来的に、このホームを使ってなにわ筋線を乗り入れさせる予定である。
西日本旅客鉄道 大阪駅
⇒大阪駅
阪急電鉄 大阪梅田駅
※2019年10月1日、旧来の「梅田駅」から「大阪梅田駅」に改称した。
おおさか うめだ 大 阪 梅 田 Osaka-umeda |
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じゅうそう JUSO |
おおさか うめだ 大 阪 梅 田 Osaka-umeda |
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なかつ NAKATSU |
1 | 京都本線 | 特急・普通 | 京都(河原町)・烏丸・桂・北千里・淡路・十三・嵐山方面 |
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1・2号線降車専用ホーム | |||
2 | 京都本線 | 通勤特急・準特急・準急・普通 | 京都(河原町)・烏丸・桂・北千里・淡路・十三・嵐山方面 |
3 | 快速特急・準特急・準急・普通 | ||
3・4号線降車専用ホーム | |||
4 | 宝塚本線 | 特急日生エクスプレス・急行・普通 | 宝塚・雲雀丘花屋敷・川西能勢口・石橋・十三 ・箕面・日生中央方面 |
5 | 急行・普通 | ||
5・6号線降車専用ホーム | |||
6 | 宝塚本線 | 普通 | 宝塚・雲雀丘花屋敷・川西能勢口・石橋・十三 ・箕面・日生中央方面 |
7 | 神戸本線 | 普通 | 神戸三宮・西宮北口・高速神戸・新開地・山陽電鉄線方面 |
7・8号線降車専用ホーム | |||
8 | 神戸本線 | 特急・通勤特急・準特急・通勤急行・普通 | 神戸三宮・西宮北口・高速神戸・新開地・山陽電鉄線方面 |
9 | 特急・通勤特急・準特急・急行・普通 | ||
9号線降車専用ホーム |
- 各方面3線づつ、合計9本の行き止まり式の線路がずらりと並び、その両側に計10面のホームが並ぶ。梅田駅を同時刻に発車した電車が十三駅まで並走する事もある。
- 2005年より建て替え工事が開始。工事は難航を極めたが2012年に無事、高さ186mの高層オフィスビルと、日本最大の売り場面積の百貨店ビルの複合体となる巨大ビルに変身。
- 阪急三番街や阪急百貨店の入っているビルから、電車はゆったりと発車していく。逆に、梅田駅に入線する列車は最徐行なのでストレスが貯まり、ダイヤによっては赤信号(停止信号)で足止めを食らうことも。
- 立て替え前の天井のシャンデリアは、創建当時のものであったとよく言われているが、実際は戦時中に金属供出によって回収され現存していない。現存する物は当時の品を模したもの。
- 地下街「阪急三番街」は複雑怪奇であり、地元の大阪人でさえ把握できない不思議のダンジョンが広がっている。
- 電車で伊丹空港へ向かうには、宝塚線で蛍池駅まで行き、そこから大阪モノレールに乗るのが最短ルート。また、神戸線で塚口→伊丹線で伊丹駅まで行き、そこから伊丹市営バスに乗るルートもある。
- 高速神戸・新開地行き神戸本線の電車は、終着駅で阪神・山陽電車とも顔を合わせる。
- 建て替え前の駅舎で使われていたステンドグラスは、細かく分けられて、新駅舎の壁面にアクセントのようにつけられている。
- 終電の時間帯(23:45頃~)になると、駅構内に「第三の男」が流れ始める。また、発車メロディの最後の音が2分ぐらい流れるようになり、3線同時に流れると何とも言い難い不協和音になるのが特徴。
阪神電鉄 大阪梅田駅
※2019年10月1日、旧来の「梅田駅」から「大阪梅田駅」に改称した。
おおさかうめだ | |||
大阪梅田 Umeda |
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Fukushima ふくしま |
甲子園・神戸三宮・明石・姫路方面 | ||
1番線降車専用ホーム | ||
1 | 直通特急・直通特急・特急 | 初発・ラッシュ時・臨時列車(臨時特急等)が使用 |
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2 | 日中に使用 | |
2・3番線降車専用ホーム | ||
3 | 直通特急・急行・区間急行 | 直通特急は6:25のみ使用 |
4 | 普通 | |
4番線降車専用ホーム |
- 阪神百貨店のビルは梅田のランドマークの1つだが、阪急と違って駅そのものは地下にあり、阪神百貨店と大阪駅のちょうど間の道路の下にある。
- 梅田から電車を利用して阪神甲子園球場に行く際の選択肢は、事実上この一択。JR神戸線の「甲子園口駅」とは名ばかりで、実際はタクシーを拾わなくてはやってられないほどかなり遠い。
故に、阪神戦の行われる日の阪神梅田駅の混雑振りは凄まじいものとなる。 - ホームは阪急ほど広くはないが、山陽電鉄山陽姫路駅まで乗り入れる電車も来るなど、意外と長距離運用。ただしトイレは無いので駅にいる間に済ませておくべし。
- 百貨店はデパ地下の安さが売りで、食品においては他の百貨店を凌駕する。
阪急百貨店とはかつてはしのぎを削るライバル関係にあったが、現在は経営統合し兄弟店舗になり、潰し合いよりも互いの欠点を補う運営がなされ始めている。が、今度は大阪駅に三越伊勢丹が出店したことで、梅田の百貨店競争は激化している。(なおJR大阪三越伊勢丹は売上が伸びず、2015年4月に店舗名改称で消滅した。) - 盛大に建て替えたJR西日本や阪急に対して本駅は古いビルのままだが、阪急梅田駅の建て替えを受けて、こちらも高層ツインタワーに建て替えられることが決定している。高層で連結通路を作るという。
- 阪神百貨店地下1階のスナックパーク(フードコート)は、イカ焼きや明石焼き、ネギ焼きなど、大阪ひいては関西の名物粉物を安く一通り食べられる名物スポットだったが、阪神百貨店の建て替え工事に伴い、惜しまれつつも約60年の歴史に幕を閉じた。その後、2018年6月1日に第一期棟の開業と同時に復活している。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)御堂筋線 梅田駅 M16
うめだ 梅田 Umeda |
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M15 | M16 | M17 | ||
なかつ 中津 Nakatsu |
よどやばし 淀屋橋 Yodoyabashi |
1 | 御堂筋線 | なんば・天王寺・なかもず方面 |
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2 | 新大阪・箕面萱野方面 |
- 大阪市高速電気軌道では一番の収益を上げているが、ホームは1面2線しかない。1面2線の駅では日本一多くの乗客を捌いている駅。
- ただし、下りホーム(なんば・なかもず方面)は谷町線用に準備していたものを転用したため、他の駅に比べ凄まじく広い(二面四線になるはずのものを、二線を潰して一面にしてしまったため)。 また、上の御堂筋の整備と共に誕生したため、贅沢なほどに天井が広い。
- 日本最古の地下鉄駅の1つであるため、浅く、大して階段を降りなくてもホームに着く。
- 天王寺駅へ向かうにはこの路線が最も速く着くが、その代わり割高。値段を重視するならばJR西日本の大阪環状線をオススメする。
- 北大阪急行・箕面萱野駅方面とも直通運転を行っている。
- 余談であるが、当駅の駅名標(新タイプ)のみ駅名の文字間スペースが一切ない。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)谷町線 東梅田駅 T20
東 梅 田 ひがしうめだ |
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Higashi-Umeda | ||||
なかざきちょう Nakazakicho |
みなみもりまち Minami-morimachi |
1 | 谷町線 | 天満橋・谷町四丁目・天王寺・八尾南方面 |
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2 | 都島・大日方面 |
- 谷町線からJR東西線に乗り継ぐには、隣の南森町駅の方が近い(駅名は異なるが、大阪天満宮駅が事実上の乗換駅となっているため)。
- 天王寺まで御堂筋線より時間はかかるが、少しでも空いている電車に乗りたい場合はこちらがおすすめ。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)四つ橋線 西梅田駅 Y11
西 梅 田 にしうめだ |
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Nishi-Umeda | ||||
ひごばし Higobashi |
1 | 四つ橋線 | なんば・大国町・花園町・住之江公園方面 |
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2 |
- 四つ橋線の起点駅。島式ホーム1面2線。
- 難波駅へはこの路線が最も速い。混雑率も御堂筋線に比べると少なめで、始発駅でもあるため並べばほぼ座れる。
- ただし、阪急の梅田駅からはかなり離れており、降車後も長く歩くハメになる可能性が高い。逆に、阪神の梅田駅とJR東西線の北新地駅からはかなり近い。
- インターネットなどで乗換えを調べた場合、御堂筋線梅田駅との乗り換えにかかる時間が徒歩数分で示されるが、よほど道(=地下街)に慣れていてしかも早く歩かない限り、短時間での乗り換えは非常に難しい。
- 当駅から北に進めて北梅田駅(仮称・現在の大阪駅)、十三駅および十三駅〜新大阪駅まで延伸する計画が存在したが、なにわ筋線・新大阪連絡線の計画に置き換えられて消滅した模様である。なお、西梅田駅から同深度で掘り進めると阪神梅田駅に直撃するため、より大深度化するか駅を移転する必要がある。
駅前
梅田(大阪府)も参照。
駅前にはヨドバシカメラを中核とする「LINKS UMEDA」がある。ここは旧国鉄大阪鉄道管理局の建物が存在していたところで、JR西日本本社→仮設の梅田ゴルフドームを経てヨドバシカメラの関西初店舗となるヨドバシカメラマルチメディア梅田が建設された。
このヨドバシは「梅田の人の流れを変えた」とまで言われ、ガラッガラだった駅北に一気に人の流れが向いた。
またヨドバシの他にも、将来的には北口に存在する梅田貨物駅用地が全て再開発され、四つ橋線が十三/新大阪方面へ延伸、梅田貨物線が地下化、新大阪方面からもおおさか東線が接続し、そのおおさか東線も難波方面から新設されるなにわ筋線と接続する予定と言われている。地下にはそれぞれの新駅(JR北梅田駅)が建設され、地上には大学や行政、企業が共同で超高層ビルを建設する予定。
ヨドバシの成功が、北ヤードの再開発を後押ししているといえる。
ヨドバシが落札する前は、同地を三越百貨店が落札する公算が高いと言われていたが、結局落札できず、ヨドバシが落札した。
結局三越は、伊勢丹との合併を経て2011年、JR大阪駅の新駅舎・大阪ステーションシティに出店した。阪神と阪急が経営統合したものの、梅田は再び阪急阪神・大丸・三越伊勢丹の三つ巴の競争区となった。
阪急梅田駅の北側にある茶屋町の辺りは、『NU chayamachiプラス』や『梅田ロフト』を中心として、新たな若者の街としても発展している。また、ここにあるMARUZEN&ジュンク堂書店は、売り場面積で日本最大を誇り、約200万冊を蔵書しているメガストアである。
またここに限らず、北新地にあるジュンク堂大阪本店や、旭屋書店本店、阪急梅田駅の地下にある紀伊国屋書店梅田本店など、大阪最大級のメガブックストアが軒を連ねており、大阪に限らず近畿一円において、梅田ほど書籍の品揃えの良いところはない。大概の本は(いわゆる薄い本以外ならば)梅田で手に入れられるだろう。一方で、オタ系ショップである「まんだらけ」「とらのあな」「アニメイト」「ゲーマーズ」はかなり酷い立地にあり、それぞれ「フーゾクや飲み屋が林立する商店街の最奥(谷町線なら隣の中崎町駅の方が近い)」、「ウメチカダンジョンに詳しい地元民でも迷った挙句見逃すほどわかりにくい場所」「ウメチカ・東通り商店街等のメイン通りから大きく離れた、大丸移転前の旧ポケモンセンターオーサカ跡」「事前情報がなければ想像すらしないだろう大阪駅前第3ビル地下」にあり、オタク(ラオタを除く)にとっては居心地がいいとは言えないだろう場所である。
また、大阪を代表する景観であり、様々な作品に何度か登場している。
南側は通称駅ビルやマルビルに代表される高層ビルが立ち並び、その先に国道1・2号線がある。それを渡るとキタ新地と呼ばれる、かつては銀座並みの隆盛を誇った高級歓楽街がある。ちなみに、「新地」と名は付いているが、飛田新地や今里新地などと異なり、いわゆる「新地遊び」が出来る場所はない。
なお、駅ビル地下は安価な食事が楽しめるスポットである一方で、かつて見かけた銭湯(梅田一番湯)・パチンコ屋・ゲーセン(開業当時に比べると8割減)などがほぼ壊滅的な状態となっており、エリアによっては完全なシャッター街となっている。かつてのカオスさは面影こそ残るものの、現在ではカオスさよりもシャッター街化したことによる不気味さの方が強調されている感がある。
関連動画
関連画像
関連項目
- 鉄道関連項目一覧
- 鉄道事業者・路線一覧
- 駅名一覧(近畿地方)
- 阪急電鉄
- 阪神電鉄
- 大阪市交通局
- 大阪市高速電気軌道
- JR西日本
- JR貨物
- 大阪駅
- JR梅田駅
- 「梅田駅の改札を出た所」って何処ですか?
- 阪急梅田駅終了のお知らせ
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