売名とは、有名な人物や事柄を利用して、自分の存在の知名度を向上させようとする行為である。
概要
企業による広告は売名と見なされることは少ない。通常使われる売名は、個人やサークルといった非営利団体の知名度を向上させようとする場合に使われることが多い。
一般的に売名は好まれることではない。むしろ、嫌われる行為であり、非難の対象となっている(ネットにおいてはその傾向が特に強い)。自分自身の名前を売り込むことは必ずしも悪であるという訳ではないが、「名実一体」でなければ、ネット民の餌食にされる恐れが非常に高い。
また、善悪の議論を抜きにしても、そもそも実力が備わっていれば売名行為に頼らなくともいずれ世に出る可能性が高いのであり、売名行為に頼るということは自分自身が実力不足であるがゆえの行為に他ならない、という指摘もある。実際、一時的に売名行為でのし上がった有名人はその後すぐに実力不足を露呈し、あっという間に消えていくケースが非常に多い。
嫌われる理由としては、知名度ある人間や事柄を利用して、自分の知名度を向上させようという魂胆が見えているからではないかと考えられる。他に嫉妬心を刺激されるという面も考えられる。人間には誰にでも多少なりとも知名度(名声)や名誉を求める欲を持っているので、売名できる立場に居る人のことをズルいとか妬ましいとか思って叩くという部分もいくらかあるだろう。
どこからが売名かというのは人によって異なる。それまで無名だった者が目立つ行為を続けざまに行うと売名行為と言われやすい。本人に売名行為の意図があるかないかはあまり問われず、一般人から見た客観的な印象が判断基準となる場合が多い。
反対に、もう名前を売る必要がないほど有名な人が行う慈善活動等を指して売名行為と揶揄される場合もあるが、このような場合は一般人からの同意はあまり得られず、ただ単に売名行為だと言った者が妬み嫉みを抱いているだけだろう、と見なされることが多い。
2ちゃんねるに自分自身の宣伝をするとまず間違いなく売名行為と見なされる。
関連項目
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