概要
TRPGにおいては、キャラクターを作成する際に、名前や経歴などをランダム表とダイスを用いて決めることがある。
しかし、ダイスを振った結果、悲惨すぎる過去を背負ったキャラクターや、ネタすぎる名前のキャラクターが生まれることなどが稀によくある。
そういった事態を引き起こす表を特に大惨事表と呼ぶ。
もちろん、大惨事表を必ず振る必要があるとは限らない。参加するゲームや卓によっては選択制を採用している場合もあるだろう。
しかし、ダイスに運を託して大惨事表に挑んでみるのもまた一興ではないだろうか。
主な大惨事表
TRPGの中には、「ダイスを振って起こるイベントや得られる断片的な情報を決定し、GMとPLが真相をこじつける決める」ようなシステム…つまりシナリオ自体が大惨事表となるシステムをサポートしているものもある。その中でニコニコ動画において有名なのはダブルクロス3rdEdition(サプリ「パブリックエネミー」収録)の「シナリオクラフト」である。
また、NPCの性格や肩書きをダイスで決めるシステムでは、往々にして大惨事が発生する。例えば、"協力者"がスパイなんてのは序の口。ヒロインの望みが"PCの暴走(化物化)"なんて出てくると、お前は本当にヒロインなのかと頭を抱えたくなる。
ソード・ワールド2.0
ニコニコ動画においては、卓ゲM@Sterでの流行もあり、ソード・ワールド2.0の「経歴表」が一番ポピュラーである。
「監禁されたことがある」「自殺を試みたことがある」「罪を犯したことがある」など、ハードな経歴が組み合わさると大惨事度は高い。
その他にも、「本来とは別の性別で育てられた」などの別方向でハードなものもある。
迷宮キングダム
カオス度が高いものとしては、迷宮キングダムが挙げられる。
王国名やキャラクター名を決める際にランダム表を採用すると、結構な確率で笑いを誘うシュールなものになる。
また、大惨事表自体の種類も豊富で、「魅力休憩表」で男性キャラ同士が恋人になったり、「王国災厄表」で王国が滅亡したりする。
だが、それらを楽しんでこそ迷宮キングダムの玄人(まよくろさん)であるという見解もある。
その他
冒険企画局のマギカロギアにおいては、まさに大惨事表そのものである鬱展開自動生成システム「運命変転表」が用いられる。また、マギカロギアに限らずサイコロフィクションの名前決定表はどれもネタにまみれており、これも大惨事表と呼ばれている場合もあるようだ
その他の大惨事表についても随時募集しています。
関連項目
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