監禁とは、家や独房、部屋などに閉じ込めで出さないこと。
例:「女子高生を監禁する」「彼はヤンデレ化した同級生に監禁された。」
概要
部屋、独房・檻など一定の狭い所に閉じ込め、出たりする自由を奪うこと。
厳密には「監禁」には必ずしも牢屋や押し入れなどの狭い空間・壁は必須ではない。
家屋・店舗・施設に限らず、一定の空間位置から自由に移動させないのも監禁である。
(部屋の隅に追い詰めて動けなくする、大人数で囲んでしまう、押さえつけるなど)
理由としては私的な欲求のほか、監禁対象に行動・発言をさせない、存在を秘匿する、
監禁対象に要求を飲ませる、監禁対象の関係者や政府に要求を飲ませる(人質)など様々。
自由に行動可能な範囲が狭い場合が多く、飲食物や生活物資は室内の物資や犯人の裁量に大きく依存するなど生殺与奪の権を握られているため、脱出の隙や手段がなければ嫌々でも従わざるを得ないといった弱みがある。
用が済んだら解放される場合もあるものの、犯人との交渉決裂や逆上、口封じの為に殺害される、救出されるまでの長期間、果ては死ぬまで出られないという場合もある。
類語など
緩めの監禁は軟禁と言われるが、これも近場への外出や日用品の購入などは許されたとしても監視がついてまわったり、それも禁止されて、外部との電話などは許されるが内容が傍受されるなどいずれにしても外出の自由などが奪われる。「軍事政権に不都合な政治家が軟禁される」
また、似た言葉に幽閉があるが、こちらは秘密性が高く人目につかない閉ざされた空間へ閉じ込めること(地下牢など)や、二軍など空間以外にも使われる。「彼は二軍に幽閉されている」
- 拘禁は法手続きに基づいた公的なものをいう。
- 広義に行動と移動の自由を奪うものは拘束とも呼ばれる。(→拘束)
- 囚われの乙女など、DIDといったカテゴリもある。(→DID)
- 監禁・拘束より身動きが取れないほどガチガチに縛られるものは緊縛とも。
- 課題や宿題、原稿が出来上がるまで出さないものは缶詰とも呼ばれる。(→缶詰)
変わり種では監禁の真逆で、出ていけと言っているのに立ち退かない不退去罪もある。
(広義には住居侵入罪の一種である)
現実における監禁
現実では、身代金目的や性的なアレな目的で誘拐した人を監禁したり、活動家や宗教家が自分に批判的な人物、対立する人物を監禁したり、悪質な業者がその商品を買うというまで帰させない、などで監禁が行われ、これらのようなケースは法的手続きに基づかない監禁のため刑法220条の逮捕監禁罪が成立する。
※公序良俗・法律に違反する契約や、本人の自由意思に反しての契約は署名捺印してあろうが無効である。
さらに、対象が死亡したり傷害を負えば刑法221条の逮捕監禁致死傷罪になる。閉所や容器などに監禁してしまうと(殺す気がなくとも)窒息や熱中症で死亡する場合もある。
前項でも述べたが、「監禁」には必ずしも牢屋や押し入れなどの狭い空間・壁は必須ではなく、一定の空間位置から自由に移動させないのも監禁である点に留意。(部屋の隅に追い詰めて動けなくする、大人数で囲んでしまう、押さえつけるなど)…大事なことなので2度言いました。
保護すべき者を不当に狭い場所に押し込めるなど、場合によっては虐待になる。
カルト宗教団体などが入信/寄付するまで帰さないという事例もあり、2022年から規制されている。
(→不当寄附勧誘防止法)
合意の上でそういったプレイが行われることもあるが、合意の上だからね?
フィクションにおける監禁
創作では、ヤンデレ化した女の子が好意を持った相手(だいたい男だが女かもよ?)を監禁して自分の物にしようとしたり(未来日記など)、仕事人的な復讐を請け負う人たちが悪人を監禁し拷問暴行殺害するといったことが描かれる。良い子はマネしないでね。後者は因果応報という意見も。
鉄格子の隙間から窓の外の世界を眺めていたり、こちら側を睨んでいたり頼みごとをしたり、絶望していたり、仲間と身を寄せ合ったり夢を語る、脱獄を試みたり、独房内でさらに拘束され身動きが取れないなど割とシチュエーションは様々。単純に奴隷として奉仕・労働させられる場合もある。
R-18作品でない場合、釈放されたり仲間が助けに来る、自力で脱出(脱獄)するといったパターンもあれば、監禁場所の周囲にSOSを発し気付いた近隣の人に助けられる場合もある。ただし失敗すると監視が厳重になり脱出が不可能になるなど諸刃の剣。
イラスト投稿サイトにおいてはタグとして機能している。
※特に縄や触手で自由が奪われているものは「拘束」などが用いられている場合も多い。
※監禁と重複している場合も多々。
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関連項目
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