大泉ヘリ嘔吐事件とは、「サイコロの旅」における数ある事件の一つである。
概要
1997年5月に北海道テレビ(HTB)で放送された『水曜どうでしょう』の企画「サイコロ3 ~自律神経完全破壊~」の後編・第二夜で起きた事件である。
実際に事件が起きたのは1997年3月8日(土)。この日、昨夜から深夜バスにて倉敷から東京へと移動したどうでしょう班は4回目のサイコロ選択で「新幹線で神戸」の目を出してしまい(ちなみに振ったのは大泉)、午後0時30分、新神戸駅に到着。ここで5回目のサイコロを振る事になる。ちなみに内容は以下の通り。
そして鈴井がサイコロを振り、出た目は「1」。兵庫県美方郡新温泉町にある湯村温泉の目であった。
藤村D「これね…お金かかるんですよ、ヘリコプターで行くんです」
まさかのヘリ移動に大泉は大興奮、しかし鈴井は「ヘリは結構酔う、カメラ持ってる人吐くよ」と心配した様子であった。余裕を見せる大泉は
「ケビン・コスナーじゃん、エアーウルフだね、トップガンみたい」と大はしゃぎ。
どうでしょう班はカワサキヘリコプタシステムが運航するヘリに乗り込む事となる。ちなみにヘリは途中、但馬空港を経由することになっており、どうでしょう班が乗ったヘリのダイヤは以下の通りである。
そしていよいよヘリが離陸、大泉は「JALには成せない技を川崎重工が可能にしました」など、意味不明な実況をするなどハイテンションであった。
機長「本日は気流の関係で……機体が多少揺れるかと思います」
案の定、大泉は乗り物酔いを起こし、但馬空港に着陸した時にはすでに顔面蒼白であった。
再び乗り込む際、「ボク、前、乗る。後ろ、酔う。」と席替えを要求。藤村Dと席を交代することとなった。
こうしてヘリは湯村温泉を目指し離陸、必死に空元気で酔いに耐える大泉。
機長「これに懲りずまたヘリコプターをどうぞご利用ください、ご搭乗誠にありがとうございました。」
この時から5秒後…
大泉洋 不覚!
テレビカメラの前でタレントが吐くという、前代未聞の大事件が発生。
そして湯村温泉に到着…
こうして、事件は幕を閉じた…。
余談
- どうでしょう班が利用したカワサキヘリコプタシステムの「神戸~湯村温泉」の航路は2002年3月で廃止となっている。
- なおその後のシーンで大泉洋は湯村温泉からサイコロで京都行きの目を出し浜坂駅から城崎温泉まで特急「はまかぜ号」に乗っているがその車内で(ガラガラで貸切状態である事をいい事に)下着(しかも紙の下着)だけになりファッションショーの様な事をしてデッキから車内を歩き回る様子が記録されている。(被害車両はキハ180-36)勿論貸し切りでなく一般の列車で撮影されたシーンである。今だったら炎上間違いなしである。
- 水曜どうでしょうのカメラマンである嬉野雅道は、サイコロ3はドラマ撮影のため参加していない。代わりに藤村Dと同期入社の杉山順一Dが参加している。深夜バスの中で「オナニー」をするという伝説を残す。
- 1998年8月に放送した「門別沖釣りバカ対決」においても、大泉は船酔いで吐いている、さらにこの時は藤村Dまで船酔いで吐くという散々な有様であった。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
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