概要
日本の週刊誌のひとつである「週刊文春」が持っているとされる武器。
独自の取材によって得た、有名人のスキャンダラスな情報をスクープ記事として取り上げ、世間に訴えることで発動される。
この一撃が直撃した人は、高確率で謝罪会見をしたり、当面の謹慎処分になったり、場合によっては職を失うこともあるため、まさに人生を狂わされる一撃となってしまうことが多い。
一方で所詮は炎上ゴシップであるため、マーケティングに失敗した場合は逆に失笑を買ったり、そういった記事を出している事自体に嫌悪感を持つ人もいるなど、ネタの裏取りと速報性、威力はともかくあまり世間から重用されていない武器でもある。
歴史
元々、「文春砲」という語はAKB48ファン間での用語であった。2010年以降、主要メンバーから圏外メンバーに至るまで数多くのスキャンダルを掲載。秋元才加のチームキャプテン辞任、指原莉乃のHKT48移籍、峯岸みなみの丸坊主騒動と研究生降格など、多くのメンバーの引責にもつながっている。
しかし2016年、ベッキーと川谷絵音の“ゲス不倫”を皮切りに、甘利明TPP担当大臣(当時)の賄賂疑惑、ショーンKの学歴詐称、舛添要一東京都知事(当時)の公用車私物化など、たくさんの有名人に関するスクープが取り上げられた。その破壊力から、AKBファンにとどまらず「文春砲」という単語が広まり、同年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされている(皮切りとなった「ゲス不倫」はトップテン入り、「センテンススプリング」もノミネート)。
この勢いに乗じて、ニコニコドキュメンタリーでは「文春砲の裏側」と称して取材秘話を再現ドラマにして公開した。さらに「文春砲Live」と題したニコニコ生放送を開始したほか、「文春砲(文春くん公式)」というTwitterアカウントまで開設、ゆるキャラ化した「文春くん」は前述の新語・流行語大賞にも登場している。
関連チャンネル
関連リンク
- “文春砲”記者出演の「AKB総選挙ウラ実況」が電子書籍化
- 週刊文春WEB。2015年の記事であり、当時はAKB48メンバーへのスクープを示す用語として使われていたことがうかがえる。
- “文春砲”連発の週刊文春・スズキ記者を直撃!スクープの舞台裏を明かす「清原軍団に囲まれて…」
- 日刊SPA!、2016年のインタビュー。もともとAKB48のスキャンダルが発端だったと担当記者が明かしている。
- 文春砲(文春くん公式)(@bunshunho2386)さん | Twitter
関連項目
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