是枝裕和(1962年6月6日〜)とは、日本の映画監督、テレビディレクターである。
概要
東京都練馬区出身。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。かつて番組制作会社テレビマンユニオンに所属し、多くのドキュメンタリー番組の演出を手掛ける。現在は独立し映像制作会社「分福」を立ち上げ活動している。
1995年の宮本輝原作の「幻の光」で映画監督デビュー。1999年の2作目「ワンダフルライフ」は世界各地の映画祭で多くの賞を勝ち取り、一時はリメイク権のオファーが殺到するなど、大きな評価を受けた。
代表作は新興宗教テロリストの親族(遺族)の苦悩を描いた「DISTANCE」(2001年)、柳楽優弥主演の「誰も知らない」(2004年)など。
2013年の福山雅治主演「そして父になる」では批評面だけでなく興収的にも大規模な成功を収め、一般的な知名度を伸ばした。同作をスティーブン・スピルバーグが気に入り、彼の会社ドリームワークスがリメイクすると報じられたが、前述の「ワンダフルライフ」が現在まで進展していないことも考えると、過度な期待は禁物かもしれない。
作風
近年の作品では「日本の家族」を題材にした奥深い良質なホームドラマを得意とする。
役者に簡単な状況設定だけを与え、アドリブで演技させる手法を多く駆使する。特にその方法で撮影された子役たちの演技の自然さには定評がある。
鎌倉を舞台にした作品が多く、高徳院の鎌倉大仏は頻繁に映る。
起用の多い俳優には樹木希林、阿部寛など。
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関連項目
外部リンク
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