植草教授事件とは、経済学者・植草一秀氏の起こした一連のわいせつ事件である。
概要
頻繁にテレビ出演し、聡明で簡潔な解説で知られる著名な経済学者の植草一秀氏があろうことか女子高生のスカートを手鏡で覗きタイホされていた事実が発覚、当時のマスコミ関係者と視聴者に衝撃を与えた。
こう力強く身の潔白を断言した教授の姿に普段の生真面目な彼の姿を知る者の中には中村○子事件を重ね、「冤罪」を疑う者も多かった。だが、更にあろうことか、今度は電車内で女子高生に痴漢行為をしたカドで現行犯タイホ。これにより教授はついにあの田代まさしに匹敵する神格者と認定されるに至った。
これら件に関してマスコミの取材に対する教授の弁明は一貫して「私は無実だ」であり、それは「権力が私を抹殺しようとしている」「小泉政権の陰謀だ」などと、次第に危なっかしい方向に変化してゆく。警察の取調べでは素直に罪を認めるもメディア相手には途端に否認し始めるなど、何か精神的に不安定なものを抱えていることを窺わせる。
その後も教授のシンパが彼の冤罪を主張する書籍を刊行したすぐ後に過去の痴漢事件での示談が発覚したり、裁判でマニアックな風俗店の常連であることが発覚したり、制服プレイ趣味が嵩じて女子高生の制服を購入、自ら着用した痕跡が発覚するなど、グダグダな性癖を国民の前に晒してくれてしまった。理知的なエリートとしての人格と相反する人間の二面性について考えざるを得ない。
教授の無実を勝ち取る戦いは現在もブログなどで継続中だが、もはや本気で支持するものは存在しないであろう。痴漢で訴えられた男性を直ちに変態と決め付けることは危険だが、犯人の主張を鵜呑みにして冤罪を信じても、結局はやはり本当に変態な事が多いという教訓を得る事件である。
関連項目
- 5
- 0pt