神獣王バルバロスとは、漫画「遊☆戯☆王R」に登場するカードである。
概要
KCビルを乗っ取り遊戯と敵対する天馬夜行が使用するモンスター。「神に仕える従属神の王」、攻撃力3000でレベルは8だが、攻撃力を1900にする代わりに生け贄なしで召喚できる能力を持つ。「神機王ウル」との融合で「獣神機王バルバロスUr」になる。
天馬と遊戯の最終決戦で登場。
序盤に生け贄なしで召喚され、遊戯の「磁石の戦士α」を攻撃して破壊した。その後、絵札の三剣士へと攻撃したが、「融合」によって「アルカナ ナイト・ジョーカー」となったため、返り討ちにされた。しかし、これをトリガーに「レベル・レジストウォール」を発動、高いレベルを生かして、一気に邪神の生け贄をそろえた。
そして、激闘の果てに邪神は消滅し、天馬が邪神から解放されたのち、「スターレベル・シャッフル」によって、「メタルデビル・トークン」(「レベル・アワード」でレベル8扱い)と入れ替わる形で墓地から復活。このときは攻撃力3000であった。その後遊戯の「磁石の戦士β」へと攻撃したが、「魂の交換-ソウル・バーター-」によって回避された。
最終的に、「融合」によって「神機王ウル」と共に「獣神機王バルバロスUr」となった。
OCG版
「LIMITED EDITION 10 HOLY WHITE」(Vジャンプ2007年7月号応募者全員サービス)でOCGに登場。
効果モンスター
※「決闘者の栄光-記憶の断片- side:闇遊戯」収録のカード(15AX-JPY21)による
星8/地属性/獣戦士族/ATK 3000/DEF 1200
(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
(3):このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(4):このカードがこのカードの(3)の方法で召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
3体リリースの際の破壊効果が追加された(リリース=生け贄)。
早い話が、「可変機獣 ガンナードラゴン」と「ギルフォード・ザ・ライトニング」と「モイスチャー星人」の混ぜ合わせ。
リリースなしでいわゆる妥協召喚が可能で、それでも下級アタッカー並みの攻撃力を発揮できるため、最上級モンスターかつ下級モンスターとして扱える。ランク8のエクシーズ素材にもちょうどいい。
3体リリースしてアドバンス召喚すれば全体除去ができる。効果が決まればほぼ確実に直接攻撃ができ、大幅にライフポイントを奪えるが、リリースを揃えるのには一苦労である。もし狙うのであれば、「帝王の烈旋」やペンデュラム召喚などで負担を減らしたい。
妥協召喚すると攻撃力は1900になってしまうが、「スキルドレイン」、「禁じられた聖杯」などで効果を無効にする、「亜空間物質転送装置」などで一度フィールド上から離れさせるなどの方法で、本来の攻撃力3000にすることができる。とくに「スキルドレイン」であれば、相手のモンスター効果を妨害しつつ、こちらはデメリット効果を持つモンスターの効果を無効にして使用できる。この場合は「スキルドレイン」を中心とした専用デッキとなるだろう。
一度破壊された後に「死者蘇生」などで復活させても同様に攻撃力3000となる。ただ、これは相手に利用されるデメリットにもなりうる。
また、「偉大魔獣 ガーゼット」「霧の王」などのリリースに使った場合、妥協召喚した場合でもガーゼットの攻撃力計算は3000を基準として行われるため、そういったモンスターのリリース先としても便利。
手軽に下級モンスターのごとく扱え、なおかつレベル8の最上級モンスターとしての働きも為す便利なカード。
初出が応募者全員サービスであり、入手には難があったが、「GOLD SERIES 2010」を筆頭に「THE GOLD BOX」、「決闘者の栄光-記憶の断片- side:闇遊戯」で再録されている。
現在は2016年から3年連続でスターターデッキに収録されている。
その他の作品において
アニメZEXALⅡでは、片桐大介がデッキに入れている。
遊馬とのデュエルにおいて、「熱血指導王ジャイアントレーナー」の効果によってドローされ、ジャイアントレーナーの効果で遊馬にダメージを与えたが、すぐにジャイアントレーナー自体の効果によって墓地へ送られた。その後、遊馬の「埋葬混乱-バリー・パニック」によって間接的に利用されている。
このカード自体がフィールドに出ることはなかった。
関連動画
関連静画
関連項目
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