空蝉とは、以下の意味合いを持つ言葉である。
- セミの抜け殻のこと。夏の季語でもある。
- この世に生きている人間のこと。転じてこの世そのもののこと。
- 源氏物語五十四帖の一つ。またそれらに登場する女性の名前。
- 空蝉の術 - 有名な忍法の一つ。攻撃を受けたと見せかけて、身代わりを立てて回避する術。
- さだまさしの楽曲。
- ポルノグラフィティの楽曲。
- 志方あきこの楽曲。アニメ「いつか天魔の黒ウサギ」のED曲。
- 空蝉(歌い手) - 「歌ってみた」カテゴリの投稿者。
概要
本来はセミの抜け殻のことであるが、そこから転じて様々な場所で使われているのは曖昧さ回避で述べたとおりである。
セミの抜け殻としての空蝉
空蝉は夏になると木のある場所ではどこでもよく見られ、子供の収集の対象ともなる。
また、某ガキ大将はそれをシチューの具にしたこともあった。ただし空蝉は漢方薬になることもあるので決して食えないわけではない。 ⇒ ジャイアンシチュー
ゲーム『ポケットモンスター』にも空蝉をモチーフにしたポケモンが登場している。ただし、ポケモンに登場する空蝉はなぜかゴーストタイプに分類されており、本来の意味である「この世」とは正反対の属性を持っている。
忍術としての空蝉
忍術の方に目を向けると忍者が登場する小説、漫画、ゲームなどでは非常によく使われる。攻撃を受けたと思わせて相手を油断させ、その不意を突いて反撃したり、逃走したりする忍術である。
この術を使用する際にはなにかしら敵の攻撃を受ける身代わりが必要になる。多くの忍者は丸太を使用したり、あるいは周囲のものをとっさに身代りにしたりするが、熟練した忍者になると分身の術などと組み合わせて「本体が攻撃を受け、分身が敵に反撃する」といったより高度な空蝉の術の行使が可能になる。
上忍になれば身代わりにできるものとして、護衛対象・同僚・上司・一般人などが加わる。汚いなさすが忍者きたない。
ただし、メイン盾としてみれば謙虚なナイトと比べたら忍者の空蝉など足元にも及ばない、というのはまた別の話。さすがにナイトは格が違った。
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関連項目
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