組み体操(組体操)とは、運動会などで行われる種目の一つである。組み立て体操。
概要
1人~大人数で、道具を使わず体のみで表現するマスゲームのこと。初歩的なものは古代エジプトの壁画などにもあるが今日の組み体操とのつながりはあるかどうかは謎である。中世のイタリアなどで、雑技団的な扱いで縁日で披露されていたものが、のちにヨーロッパ諸国で軍事教練に取り入れられ、現在に至ると考えられている。
運動会の他にはチアリーダーがやったり、北朝鮮などでマスゲームとして行われたりする。
技としては一人で仰向けに寝そべって手足をバタバタするだけの「ゴキブリ」のような原始的なものから、大人数で(通常は低くても三段なので少なくても6人)やる大規模な技「ピラミッド」まで様々なものがある。当然、大規模なものほど演者の負担は大きくなる。
団結や統率の象徴として、早い場合は幼稚園のお遊戯会から、運動会に取り入れられ、人気のあるよく見られる演目でったが、ケガのリスクが大きいこと、またエスカレートして危険な技を行う、過剰に高く大人数で行うなどの問題が発生し、廃止する所も出てきている。ケガの例としては当然死亡や、骨折打撲、腰痛を発症する、半身不随など重いものが多い。中には「体重差を考慮しなかった」「無理をさせた」などの理由で自治体に損害賠償され認められたものもある。
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関連項目
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