「自分が思っているよりもお互いの距離は実際はずっと近いみたいだぜ」とは、ガールフレンドに言ってやるのが最適な言葉(セリフ)である。
概要
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」Part7「スティール・ボール・ラン」に登場する、ジャイロ・ツェペリの台詞。
ディエゴ・ブランドーから「聖人の左眼球」を奪うため建物の陰に隠れて奇襲を狙うジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースターだったが、ジャイロに近づくヴァレンタイン大統領の刺客「ディ・ス・コ」に気を取られているうちに、ジョニィは何者からかの銃撃に襲われる。
ジョニィを助けに向かいたいジャイロだが、刺客であるディ・ス・コは接近してくる。敵に向かって鉄球を投げるが、その鉄球が敵に命中する瞬間にジャイロの後頭部に瞬間移動して自分自身にくらってしまう。ディ・ス・コのスタンド能力「チョコレート・ディスコ」は自身から広げた「マス目」の座標に、対応するボタンを押すことで自分自身に向かってきた攻撃をその座標に正確に落とす。超単純ながら、自身への攻撃を防御しながら攻撃に変える。今まで様々なスタンド使いの強敵と闘ってきたジャイロも、「かなり『無敵』な「スタンド能力」」と評した。
そしてディ・ス・コは毒の液体の入った瓶を取り出してジャイロに攻撃を仕掛ける。ジャイロは敵の右側に駆け出し、敵に向かって2発の鉄球を投げる。当然ながら、それらの攻撃はジャイロの位置にあるマス目に向かって落下するが…。
確かにジャイロのいるマス目に攻撃したはずのディ・ス・コだったが、それらの攻撃は何故かジャイロ後方に落下し、命中しなかった。何故外してしまったのか理解できないディ・ス・コはさらに毒液の瓶や五寸釘を取り出して追撃するが、どちらもジャイロの後方へ落下して命中しなかった。
時々 つくづく思うんだ
ご先祖様ありがとうってね
ジャイロの放った鉄球は、ジャイロとディ・ス・コとの間に空気のレンズを作っており、ディ・ス・コが目で認識しているジャイロの位置と実際のジャイロの位置を誤認させていたのだ。「チョコレート・ディスコ」で狙ったマス目に攻撃を落とすにはマス目と敵の位置を視認している必要があるので、もはや攻撃は通用しないのである。
追い詰められたディ・ス・コは拳銃を取り出すが、もうすでにジャイロはディ・ス・コの眼前まで近づいており、鉄球を突きつけながらこう言い放った。
ガールフレンドに言ってやるのが最適な言葉だが
この「レンズ」
自分が思っているよりもお互いの距離は実際はずっと近いみたいだぜ
恋人を口説くようなセリフを現状と照らし合わせてクールな台詞を言ってのける。そして当然だが鉄球に対して拳銃は無意味。回転によって拳銃はディ・ス・コ自身のつま先に銃口が向いて自分自身を撃ってしまう。そして羽交い絞めにしてジョニィを襲った人物を聞き出そうとしたが、諦めの悪いディ・ス・コは自分とジャイロにマス目を展開させて攻撃を再開させようとした。
スタンド能力を使えるうちはしゃべるつもりなしか、または何も知ってないか。ディ・ス・コからの情報収集は諦めて鉄球で殴り、再起不能(気絶)させてジャイロはジョニィを襲撃した敵の正体を突き止めに向かった。
敵の能力を一度無敵と評しながらも、状況を打開してタフな台詞を吐くのはジャイロの性格を表しており、(状況的にジョニィは聞いていないが)後にジョニィがディエゴ・ブランドーとの闘いの際に呟いた「この状況…ジャイロのように……タフなセリフを吐きたい」の例のひとつと言えよう。また、恋人を口説くようなセリフはかつてのスケコマシことシーザー・アントニオ・ツェペリのキザな台詞を連想させ、ジャイロもイタリア(ネアポリス王国)人であることを再認識させる。
恋人と心の距離がずっと近いと感じた時、是非この台詞を使ってみよう。特に、「チョコレート・ディスコ」の元ネタ「チョコレイト・ディスコ」よろしく、バレンタインデーが最もベネ(良し)。
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関連項目
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