概要
和牛の祖先は見島牛と言われているが、近衛牛はそれと並ぶほど古い歴史を持っている。
朝鮮半島から送られた牛を公家の近衛氏が肥育、畜産したことが名前の由来になっており、かつては天皇家しか口にすることしかできなかった貴重品。
今でも生産数は少なく幻の和牛であり、それを食すことは非常に栄誉なことであり、上流階級のステータスである。
歴史
最古は、近衛家の分家で東北地方を納めていた近衛毛野(このえ けぬ)が元文4年(1739年)朝鮮半島に出兵した際に持ち帰ったと記録されておりこれが名前の由来にもなっている。
近衛家が藤原北家嫡流の名門で天皇にかなり近い地位にある為、近衛家ゆかりの食材として、皇室や公家、武家たちに珍重されてきた。
飼育方法も特殊で徹底的なストレス管理がされており。
・広々とした牧場に放牧し、コンギョを聞かせリラックスさせる。
・牛にピラティスをさせる事で肉質を柔らかくする
などの方法で育てられており、選定基準も厳しい。
その為、年間生産数は僅か1~2頭ほどと大変貴重で三島牛と並び、天然記念物にも指定されている。
きめ細やかな肉質と、脂肪の甘みと柔らかさが特徴です。霜降りが美しく、とろけるような食感で最も向ている料理はステーキ。
現在日本では銀座の高層ビル50階にあるレストランなど限られた場所でしか提供されておらず、肩ロースの部分のステーキは2024年現在10年先まで予約が埋まっているという状況。
値段も1食30万(コース合わせて)とかなりお高い。
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察している人も多いだろうが、「近江牛(おうみぎゅう)」の誤字である。(近江→ちかえ→近衛)
とあるX(旧Twitter)ユーザーがポストしたものだが、下記の様に香ばしいポストの常習犯という事もあってネタにされている。
関連リンク
関連項目
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