長良川国際会議場とは、岐阜県にあるコンベンションホール、コンサートホールである。
概要
特徴・歴史
岐阜市内北部、長良川沿いに立地し、国際会議室とコンサートホールを兼ね備えたイベント・コンベンション施設。すぐ近くには都ホテル岐阜長良川と長良川競技場が隣接する。
外観は建物に卵状の球体がめり込んだようなフォルムが特徴的で、建物のコンクリート模様や敷地内の緑と見事に調和している。
長良川国際会議場は1993年10月から1995年6月にかけて建設され、1995年6月30日に竣工。総工費は135億円。
建物の設計を担当したのは、東京の表参道ヒルズを設計したことで知られ、世界的にも有名な建築家、安藤忠雄氏が手掛けた。
設計コンセプトについて、公式サイトによると、
岐阜は今から約450年前、天下統一を唱える織田信長の『楽市楽座』政策により大きく発展しました。
長良川国際会議場は、その現代版ともいえる『平成の楽市楽座』として、岐阜の人々と岐阜を訪れた人々が自由で活気にあふれた交流をする場をめざしています。
「金華山と長良川を建築の一部として取り込み 自然と調和した、岐阜にしかないものをつくりたい」
という発想をもとに編み出したユニークな構造です。
とある。その設計コンセプト通りに、金華山や長良川の景色と見事に調和しており、会議場からも金華山と長良川が一望できる。
建物は地下1階地上5階建ての鉄骨鉄筋コンクリート造。敷地面積は隣の都ホテルを含めて26,530.9㎡、延床面積は19,264.5㎡ある。
卵状の球体部分は下層部~上層部がメインホール、最上層部5階が国際会議室となる。メインホールの収容人数は最大で1929席分収容できる。また、座席が可動式になっており、収納してステージを増床したり、花道を設置することができる。さらに2階席を遮断してホールの規模を小さくすることも出来る。
⇒(Googleストリートビューでホール全容を見る
)
もう1つのメインホール、国際会議室はインターナショナルコンベンション専用のホールで、中から金華山と岐阜城、長良川を一望できる。国際会議に特化しているため、同時通訳室を完備しており、最大4か国語まで対応できる。スクールスタイルで最大80人規模の会議に対応できる。
このほか第1~第5までの小中会議室、大会議室、特別会議室を完備しており様々なコンベンションシーンに対応できる施設である。
会議室、メインホール以外では1階に市民ギャラリーとホワイエがあり、展示イベントなどが開催されている。
ちなみに2階で隣の都ホテルとの連絡通路が設けられており、ライブイベントで来場する際は都ホテルで前日宿泊するとこの連絡通路を通ってすぐに行くことができる。
アクセス
【住所】
〒502-0817 岐阜市長良福光2695-2 (⇒Googleマップピンで見る
)
- 公共交通機関で…JR岐阜駅/名鉄岐阜駅より、岐阜バス「市内ループ線(右回り)」または「《K50・K55》三田洞線」乗車、「市内ループ線」は「長良川国際会議場北口」バス停、「三田洞線」は「長良川国際会議場前」バス停下車、徒歩2分
- マイカーで・・・名神高速道路岐阜羽島インターより岐阜環状線経由で約20分、または一宮インターより岐阜市街経由で50分 / 東海北陸自動車道岐阜各務原インターより岐阜市街経由で40分
関連動画
関連コミュニティ・チャンネル
関連項目
- 岐阜県 / 岐阜市
- 長良川
- 長良川競技場 / 都ホテル岐阜長良川
- 金華山 / 岐阜城
- 岐阜メモリアルセンターで愛ドーム / 岐阜清流文化プラザ (どちらも長良川国際会議場より数百メートル先にある)
- 安藤忠雄
関連リンク
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