雪の宿とは、三幸製菓が製造する米菓である。
概要
特徴・歴史
1977年に発売された三幸製菓の主力商品の1つ。サラダ味で軽い食感のせんべいに、大胆にも北海道産生クリーム入りの砂糖蜜をマーブル状に掛けて固めた新感覚のせんべいである。
2017年をもって発売から40周年を迎え、子供から大人まで幅広い世代で親しまれているお菓子である。
発売当初はサラダ味としょうゆ味の二本立てで製造されたが、1995年にしょうゆ味が製造終了し、現在はサラダ味のみの製造となっている。また、期間限定で抹茶ミルク味や、カスタード味が販売され、2019年9月からはホワミルの妹分として新しく誕生したイメージキャラクターのチャミルを引っさげて黒糖みるく味が発売された。
クリーム蜜を固着させる技術
雪の宿といえば、表面に固着しているクリーム入りの砂糖蜜が特徴的存在であるが、発売前の商品開発ではこの砂糖蜜を油分の多いせんべいの上に固着させるのが技術的に難しかったと公式ブランドサイトで明かされている。
そこで当時の開発担当者を新潟県のケーキ屋で修行させて、せんべいと生クリームを美味しく食べるためのレシピや技術を習得させ、苦労の末に固着させる技術を完成させたのであった。
商品名「雪の宿」の由来 ~ ホントは「雪見宿」になる予定だった!?
公式ブランドサイトでは、商品名の「雪の宿」にこんないわれがあると明かしている。
無事、「雪の宿」となる新商品を開発した担当者は、当時の社長に商品名をどうするか相談していた。しかし、当の社長は商品名を考えつつも、一刻も早く出張先へ向かわなければならず、やむなく出張先の宿で商品名を考えて決定することにした。
出張先での宿でくつろいでいると、「こんな時に温泉につかりながら酒でも飲めれば、雪見酒だなぁ」と想いをめぐらせた。この時のインスピーレーションがきっかけとなり、商品名を「雪見宿」と命名し、早速電話で担当者に商品登録するよう伝えました。(ちなみに、この話は1970年代のことなので、連絡手段は電話ぐらいしかなかった。)
しかし不運にも雑音が入り聞こえづらかったのであろうか、電話を受けた担当者が「雪見宿」を「雪の宿」と間違って聞き取ってしまい、そのまま「雪の宿」で商品登録してしまったのであった。
しかしこれがかえって覚えやすいネーミングであったため、現在まで40年以上愛され続ける三幸製菓のロングセラー商品となった。
雪の宿公式イメージキャラクター
雪の宿では公式イメージキャラクターがおり、三幸製菓のゆるキャラとして知られている。
- ホワミル
2014年8月10日から登場。[1]やど村からやってきた生クリームの妖精の男の子。宿の日である8月10日が誕生日である。ある日、倒れていた所をおばあちゃんに助けてもらい、その時にもらった雪の宿が美味しくて感動し、以来雪の宿が大好物となった。また、その感動が忘れられず、みんなに雪の宿を食べてほしいという夢を抱いて毎日生活している。
趣味はかまくらを作ること、好きな季節は冬で、好きな色は白である。
性格は元気だがおっちょこちょい。大人に憧れており、すぐに誰とでも仲良くなれる気質を持つ。
ちなみに公式Twitterが開設されており、1枚の写真を添えて日々の活動をツイートしている。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/howamiru810/status/1194830943015456768 - チャミル
黒糖みるく味発売と同時に誕生した新キャラクター。褐色の肌をし、ハイビスカスをあしらった髪飾りを付けた女の子の妖精。ホワミルの妹分にあたる。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/howamiru810/status/1173808905954062337ポストを読み込み中です
https://twitter.com/howamiru810/status/1174171153008644096
関連動画
関連静画
関連項目
関連リンク
脚注
- 4
- 0pt