14ROB(フォーティーン・ロブ)とは、2015年の東京ヤクルトスワローズ優勝の立役者となった勝利の方程式である。
概要
過去に存在した方程式の例に漏れず、特定のリリーフ投手陣の名前の頭文字や背番号を取ったもの。
14が秋吉亮(背番号14),Rはオーランド・ロマン(Roman),Oはローガン・オンドルセク(Ondrusek),Bはトニー・バーネット(Barnette)を指す。
同時に、“14年ぶりのリーグ優勝”と、ペナントを“奪う(rob)”という意味が込められている。
元々は大のヤクルト贔屓の放送局として名高いフジテレビのスポーツ情報番組『すぽると!』のスタッフが勝手に名付けた呼称で、10月12日放送の同番組内で紹介された。
しかし、この名称を投手コーチ(すぽると!の元レギュラー出演者でもある)の高津臣吾に提案したところ、「秋吉目立ちすぎだろ」と突っ込みを入れられたものの、見事公認となった。
ちなみに、これに久古健太郎(Q-ko)を加えて14QROB(フォーティーン・クロブ)と呼ばれることもある。
メンバー
以下、成績の青文字はリーグトップ10、太字はリーグ最高を表す。
秋吉亮 #14
- 2014年入団
- 2015年度成績 : 74試合 76 1/3回 6勝 1敗 22ホールド 0セーブ 防御率2.36 81奪三振 WHIP1.03
- 身長・体重・年齢ともに4人の中では一番下。石山泰稚,上田剛史と同じマー君世代のひとり。
- 74試合登板は2015年シーズン最多どころか、球団記録まで更新してしまった。リーグ戦の試合数が143であることを考えると、如何に酷使に耐え抜いたかが分かる。
- リード時に秋吉、接戦で秋吉、同点で秋吉、ビハインドで秋吉、ワンポイントで秋吉、回の途中で秋吉、回跨ぎで秋吉、大量リードで秋吉・・・と言われたほど、さまざまな場面を任された。
オーランド・ロマン O.Roman
- 2012年入団
- 2015年度成績 : 61試合 78 2/3回 5勝 5敗 23ホールド 0セーブ 防御率2.40 58奪三振 WHIP1.28
- ロマン(浪漫)のある継投。
- 1978年生まれはチームの現役選手最年長、且つ唯一の1970年代生まれである。
- 61試合登板,78と3分の2イニングはリリーフ転向した2013年以降では最高。
ローガン・オンドルセク L.Ondrusek
- 2015年入団
- 2015年度成績 : 72試合 70 1/3回 5勝 2敗 33ホールド 0セーブ 防御率2.05 62奪三振 WHIP1.05
- 誰だ、「オンドゥル急く」とか「オンドルセくっ」とか言った奴は!
- 身長203cm。石川雅規や小川泰弘から継投されたら、相手打者は間違いなく距離感が狂ってたと思う。
- ホールド数は福原忍と同率1位だが、「ホールドポイント」は福原に1個だけ及ばなかったため、最優秀中継ぎ投手のタイトルは獲得していない。
トニー・バーネット T.Barnette
- 2010年入団
- 2015年度成績 : 59試合 62 2/3回 3勝 1敗 6ホールド 41セーブ 防御率1.29 56奪三振 WHIP0.89
- 投球も態度もキレッキレの、ご存知スワローズの守護神。
- 2012年以来2度目、呉昇桓と並んで最多セーブのタイトルを獲得。
- クライマックスシリーズ突破時の真中監督胴上げの際にしたポーズはかなりネタにされている。
- 見た目がオンドルセクと区別がつかない。「まだ最終回じゃないのになんでバーネット?」とか「バーネットの割には背が高い」だとか感じたら、それはバーネットではなくオンドルセクである可能性が高い。
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関連項目
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