2026 FIFAワールドカップ(2026 FIFA World Cup)とは、カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国で開催予定の23回目のFIFAワールドカップである。
概要
2026 FIFAワールドカップ | |
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期間 | 2026年6月~7月19日 |
場所 | カナダ アメリカ メキシコ |
出場国 | 48ヶ国 |
公式球 | |
マスコット |
初の3か国共同開催による大会であり、日本のメディアでは「北中米大会」「北中米W杯」と呼ばれている。メキシコは史上初となる三度目の開催であり(1970年、1986年に開催)、アメリカも1994年大会以来二度目の開催となる。本大会は、カナダ2都市2会場・アメリカ11都市11会場・メキシコ3都市3会場の計16都市16会場で開催される。
今大会から出場国が従来の32ヶ国から48ヶ国に拡大され、それに伴い各大陸の出場枠も拡大されている。
- アフリカ(CAF) 5→9
- 欧州(UEFA) 13→16
- 南米(CONMEBOL) 4.5→6
- 北中米カリブ海(CONCACAF) 3.5→6
- アジア(AFC) 1+4.5→8
- オセアニア(OFC) 0.5→1
- 大陸間プレーオフ 2
この出場国の拡大は早くから構想されており、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は2016年に現職に当選した際に公約としており、拡大のメリットを「出場枠の拡大によって収益が増えること」を述べている。その背景には商業主義を優先させるFIFAの思惑があり、経済規模が大きい中国やインド、中東の産油国が本大会に出場できる可能性を上げようというものである。一方でこの決定には批判も多く、試合の質の低下から「ワールドカップの価値を下げる」と指摘されており、試合数が従来の64試合から104試合に増加し、決勝までの試合数も7試合から8試合に増加することから選手にかかる負担の増大も懸念材料として挙げられている。また、各大陸予選の緊張感がなくなり、形骸化されることも問題視されている。
本大会のレギュレーションは、当初は48のチームを1組が3チームの全16組に分けグループリーグを戦い、その後は各グループの上位2チームが決勝トーナメントという方向になっていたが、グループリーグを従来どおりの4チームずつで構成することとし、各組の上位2チームと3位の成績上位8チームが32チーム参加の決勝トーナメントに進出するという仕組みとなった。
地域予選
前述のように今大会から出場枠が大幅に増加しており、これまで大陸間プレーオフを勝ち抜かないと出場権を獲得できなかったオセアニア地区も出場枠が1つ与えられている。各大陸予選に加え、欧州以外は大陸間プレーオフを戦い、最後の2ヵ国が出場権を獲得するシステムになっている。なお、北中米カリブ海の出場枠は予選免除となる開催国のアメリカ、メキシコ、カナダを含めた6ヶ国となっている。
大陸間プレーオフは従来の1対1の対戦ではなくトーナメントで行われる。UEFA以外の各大陸から1ヶ国(CONCACAFは2ヶ国)、計6ヶ国が出場する。FIFAランキングの高い2ヶ国はシードされ、残り4ヶ国がそれぞれ対戦しシードされたチームと決勝を行う。
関連項目
- サッカー
- FIFAワールドカップ
- 2022 FIFAワールドカップ(前回)
- 2030 FIFAワールドカップ(次回)
- カナダ / アメリカ合衆国 / メキシコ
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