Pepper(ペッパー)とは、
「初めまして、Pepperです」
概要
人工知能を搭載した人型ロボットで、世界初の感情を持ったパーソナルロボットとされている。
人間の表情と声から感情を推定する感情認識機能を搭載しており、人間の言葉に対して様々なしぐさや返答をする姿が確認されている。吉本興業の協力によりお笑いやダンスにより人々を楽しませる機能も充実しており、今後の一般販売に向けては、コミュニケーションを通じて学習、成長していく機能も実装予定であるという。胸部にはディスプレイが取り付けられており状況に応じて様々な映像が表示されるようである。
また、人間とのコミュニケーションのために会話機能を搭載しており、合成音声により様々な事を喋り感情を表現する。一人称は僕なのだが、その独特な声はニコニコ動画でも見かける「弦巻マキ」と同じ声優「民安ともえ」と全く一緒である。その為、「VOICEROID 民安ともえ」を購入し編集すれば、誰でも簡単にPepperの声を作成し、楽しむ事が可能となってる。
2014年9月にデベロッパー向けに先行販売、[1]2015年より正式に販売が開始された。
現在、単純に家庭用ロボットとして以外にもソフトバンクのCMに出演したり、ベイマックスに声の出演をしたりとその独特のキャラクターを活かして活躍中である。
2020年の夏から生産を停止しており、[2]2022年にはソフトバンクが開発子会社の売却を発表している。[3]
VoiSona
2023年12月にPepper用の新機能「即興パフォーマー」がリリースされた。これは与えられたテーマやキーワードに基づいてChatGPTで歌詞を生成、ORPHEUSで作曲し、テクノスピーチの歌声合成技術で歌唱しつつ即興のダンスを披露するというもので、[4]この即興パフォーマーに使用されている歌声ライブラリがVoiSona用のソングボイスとして2024年1月11日にリリースされた。CVは非公表である。
同日にPepperの実機意匠(キャラクター)の二次創作ライセンスも設定されており、非商用用途でのPepperの名称は以下の4つのみ無償で使用可能である。
「Pepper」「ペッパー」「Pepperくん」「ペッパーくん」
*「PEPPER」のような大文字のみ・小文字のみの表記は使用不可となるので注意
Pepperの実機画像・動画および意匠(キャラクター)を使用するには用途を問わず別途ソフトバンクロボティクスの使用許可が求められる。
その他
- ソフトバンクは2012年にフランスのアルデバランロボティクス社を買収しており、そのアルデバラン社が開発したNAO(ナオ)がPepperのベースになっている。[5]
- PepperのAIはいわゆる「クラウドAI」で、基本的にはクラウドに情報を上げ、その情報を分析してフィードバックする。[6]
関連動画
関連静画
関連生放送
関連リンク
関連項目
脚注
- *デベロッパー向けに「Pepper」を限定200台先行販売 2014.9.20
- *Pepper生産停止、ソフトバンクG「ビジネス状況をみて再開検討」 2021.6.29
- *ソフトバンクG、「Pepper」開発元を独企業に売却へ 社名は元の「アルデバラン」に 2022.4.13
- *テクノスピーチの歌声合成技術がPepperの アプリ「即興パフォーマー」に採用
- *"Pepperの父"にみる孫正義の異常な愛情 2018.1.25
- *情報革命で人々を幸せに… 感情認識パーソナルロボット「Pepper」が実現する30年ビジョン 2015.2.24
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