DEAD ENDとは、ヴィジュアル系シーンに大きな影響を与えた日本のヘヴィメタルバンドである。
概要
1984年、元LIARのMORRIE(大塚基之、Vo)とTAKAHIRO(香川孝博、g)、元RAJASのCOOL JOE(増本正志、b)が中心となって結成。
後にTANO(田野勝啓、Dr)が加わり、バンドとしての活動が始まる。
1986年にTAKAHIROが脱退、元JESUS~TERRA ROSAのYOU(足立祐二、g)が加入。
同年、アルバム『DEADLINE』がリリース。当時のインディーズの売り上げ記録枚数を更新した(COOL JOE曰く、すぐにX JAPANに抜かれたとの事)。
1987年にTANOが脱退、オーディションの結果、元SABER TIGERのMINATO(湊雅史)が加入し、アルバム『GHOST OF ROMANCE』でデビュー。
順風満帆に活動を続けていたが、1990年にMINATOが脱退。後任を見つけるまで一時活動休止をしていたが、後に解散。
解散から約20年後、再結成を果たした。
が
再結成後、MINATOはスケジュールの都合で殆ど参加していないのが現状である。
メンバー
- Vocal:MORRIE(大塚基之)
1964年3月4日、兵庫県姫路市出身。
中学生の頃、TVでランナウェイズを見てROCKに目覚める。
17歳からバンド活動を始め、特に影響を受けたのはGASTUNKのBAKIとされる。
怪奇小説やホラー映画を好み、それらに影響された独特の歌詞を描くのが特徴。 - Guitar:YOU(足立祐二)
1964年3月10日~2020年6月16日、大阪府阿倍野区出身。
16歳の頃のバンド活動を開始。マイケル・シェンカーやウリ・ジョン・ロートの影響を強く受けており
泣きのギターに定評がある。
学生時代はお笑い好きで、今は亡きなんば花月に通っていた程であったが、現在は殆どテレビを見ないので
最近のお笑い事情には詳しくないとの事。2020年6月16日、敗血症のため死去。享年56歳。 - BASS:CRAZY-COOL-JOE(増本正志)
1964年2月16日兵庫県宝塚市出身。
14歳の頃にパンクロックに目覚め、15歳からバンド活動を開始。
1984年にRAJASのベーシストとしてデビューはしていたが、その後脱退。
主にグラムロックとプログレッシブ・ロックやニューウェーブを好んでおり、DEAD ENDの屋台骨として活躍。
元X~LOUDNESS等のベーシストで知られる沢田泰司が影響受けたベーシストでもある。
かなりのおもちゃコレクターとしても有名で、自宅には多数のブルマァクやブリキのおもちゃがある。ゴジラ映画にも詳しい。 - Drums:MINATO(湊雅史)
1966年3月20日東京都出身、13歳の頃に北海道札幌市に移動。
14歳でドラムを始めたと同時にバンド活動を始める。
DEAD ENDデビュー当時はイアン・ペイス、ビル・ブラッフォードに影響を受けた事を公言していたが
脱退後はそれまでのスタイルを捨てて、ジョン・ボーナムのようなドラムスタイルに変更した。
DEAD ENDのオーディションで唯一DEAD ENDの音楽性を批判した人物でもある。
音楽性
HR/HMスタイルのへヴィーなサウンドに、Morrieの妖艶な歌唱と独特の詩世界が奏でる幻想的な世界観が特徴。
1980年代の、その前衛的なサウンドやMorrieのカリスマ的なヴォーカルスタイルは、後の、Luna seaの河村隆一、L'Arc〜en〜Cielのhydeを始めとし、黒夢・Sadsの清春、Jannne da arc・Acid black cherryのyasu、T.M.Revolution・Abingdon boys schoolの西川貴教といった、様式美HR・V系HR/HMの様々なビッグネームアーティストに影響を与えている。
当時の彼らのサウンドが今日の日本の音楽シーンの一角を築き上げたと言っても過言ではないだろう。
最近のライヴでは、Luna seaやL'Arc〜en〜Cielのメンバーが、サポートメンバーとしてプレイする姿も見られる。
関連動画
演奏してみた&カヴァー
ディスコグラフィ
オリジナルアルバム
ライブアルバム
シングル
ベストアルバム
DVD
関連項目
外部リンク
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