DECISIVE BATTLE(和訳:決戦)とは、
- アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のBGM。
- アニメ「機動戦士ガンダム00」のBGM。
概要(エヴァンゲリオン)
作曲者は新世紀エヴァンゲリオンの音楽を担当している鷺巣詩郎。
アニメ本編では人類の敵として襲来する使徒を迎え撃つための準備シーンなどでよく使われる。ヤシマ作戦のBGMとして認識している人も多いだろう。リズム部分のみをとった別アレンジ楽曲「Spending Time in Preparation」もあり、こちらのほうは「DECISIVE BATTLE」よりも攻撃的な盛り上がりが抑えられた印象となっている。
ちなみに、踊る大捜査線のTV版でも「DECISIVE BATTLE」や「Spending Time in Preparation」をアレンジした楽曲が使われているが、これは踊る大捜査線の監督がエヴァの監督に許可を得て使用したという経緯がある。また、踊る大捜査線の劇場版では権利問題などを考慮し、この曲を元にしてはいるが別物になるようアレンジされた「危機一髪」という曲が使われている。
この両作のヒットにより、流行曲や定番曲を使うお茶の間バラエティでもこれらの楽曲が使われることとなる。
結果、独特のティンパニのリズムを耳にすれば情景が浮かび上がる「作戦会議用BGM」「作戦準備用BGM」として普く知られたBGMであり、日本人ならば出典を知らない人でも『どこかで聞いたことがある』と認識するある意味で国民的な楽曲の一つであると言って過言ではないかもしれない。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」「シン・ゴジラ」で使われている「EM20」は、「DECISIVE BATTLE」や「Spending Time in Preparation」がベースになっている。詳しくは個別記事を参照。
さらにこの曲自体にも元ネタがあり、スパイ映画シリーズ「007」で使用される楽曲「007」(※邦題「007のテーマ」)とかなりよく似ている。
なお、この元ネタ曲について「007 Takes The Lektor」という曲名であるとよく記載されるが、これはこの楽曲が初登場した1963年公開の映画「007 ロシアより愛をこめて」のサウンドトラック内でだけのトラック名表記であり、「007が暗号解読機「レクター」を強奪するシーンでの楽曲」という説明の意を込めての名称である。
この曲はその後の「007」シリーズ作品でもアレンジを変えて使用されており、鷺巣詩郎が「どの映画のバージョンを元にしたのか」は不明であるため、「DECISIVE BATTLEは「007 Takes The Lektor」を元にしている」という表現はやや語弊があるかもしれない。
概要(ガンダム00)
作曲者は機動戦士ガンダム00の音楽を担当している川井憲次。
アニメ本編で初めて使われたのはセカンドシーズン第22話。さらに第24話の刹那・F・セイエイが覚醒するシーンや、最終回の第25話など物語の終盤で多く使われた。TV版ではファーストシーズンにあたるが、ブルーレイの「機動戦士ガンダム 00 スペシャルエディションI ソレスタルビーイング」でも使われている。
劇場版「機動戦士ガンダム 00 -A wakening of the Trailblazer -」では、アレンジ版の「THE BATTLE OF STRANGERS」が使用されている。
関連動画
エヴァンゲリオン
ガンダム00
関連商品
関連項目
- 4
- 0pt