『三国志大戦』とは、株式会社セガ第1AM研究開発部が出したアーケードゲームで、「後漢末期、三国時代をモチーフにした」対戦型カードゲームである。
ゲームシステム
基本ルール
それぞれ異なった能力をもつ「武将カード」と呼ばれるカードをゲーム盤面上で操作しながら、相手の武将や「城ゲージ」と呼ばれるものを削りあうのが戦いとなる。この「城ゲージ」と呼ばれるものが特徴的で、相手武将をいくら撤退させたとしても最終的に城ゲージがゼロになる、もしくは時間切れで相手よりも城ゲージが少なければ負けとなってしまう。ALL.NETを利用した全国対戦が可能である。
カードと兵種について
武将カードは「魏」「蜀」「呉」「群雄」「漢」「晋」の 六つの勢力に分かれており、各勢力に所属する武将は「騎兵」「槍兵」「弓兵」「歩兵」「攻城兵」「象兵」「連弩兵」と呼ばれる七つの兵種に分類される。
騎兵、槍兵、弓兵は3すくみの相性を持っており、
といった法則がある。旧作「3」に存在した軍師カードについては後述。
イラストについて
武将カード、軍師カードともにイラストは、イラストレーターや漫画家が担当している。川原正敏、真島ヒロ、CLAMPといった著名な漫画家も参加しており、コレクターアイテムとしても一役買っている。
更に三国志に関する漫画をそのまま武将カードとして起用した「レジェンド」と呼ばれるカードも存在している。この「レジェンド」には本宮ひろ志(天地を喰らう)、横山光輝(三国志)、王欣太(蒼天航路)など、三国志を題材とした有名作品が参加している。
Ver.3.1では、『デトロイトメタルシティ』『ユリア100式』『ハチワンダイバー』などの漫画キャラをそのまま採用したものがいくつかある。
Ver3.59では、「ビッグコミックスピリッツ創刊30周年」とのコラボレーションにより、連載経験のある漫画家が新たに参加し、『美味しんぼ』『めぞん一刻』『最終兵器彼女』『伝染るんです。』などに登場する人物を模したカードが登場した。(これらのカードはレジェンド枠以外での登場)
カードレアリティ
金枠がSR(スーパーレア)、銀枠がR(レア)、黒枠がUC(アンコモン)、白枠がC(コモン)となっており、排出率はSRほど出にくく、Cは出やすい。(LE>SR>R>UC>C)
LE(レジェンド)やEX(イーエックス)のカードも存在する。LEについては概要の説明を参照。
EXは雑誌購入時の特典や、2016年稼働の最新作ではゲーム内イベントの報酬として手に入れられるものが多く、通常のプレイでは排出されない。
レアリティが高いからといって強いカードとは限らず、様々なカードを組み合わせ、適正なデッキを作ることではじめて本領を発揮する。
歴史
- 2005/3/15
「三国志大戦」が正式稼働開始 - 2006/5/24
「三国志大戦2」が稼働開始 - 2007/1/25
ニンテンドーDS専用ソフトとして、「三国志大戦DS」発売
ニンテンドーWi-Fiコネクションにて、全国対戦が可能だった - 2007/12/13
「三国志大戦3」稼動開始 - 2008/8/7
ニンテンドーDS専用ソフトとして、「三国志大戦・天」発売。 - 2008/09/18
Ver.3.10「三国志大戦3 -蒼天の龍脈-」稼動開始 - 2009/07/23
Ver3.50「三国志大戦3 -猛き鳳凰の天翔-」稼働開始 - 2010/6/17
Ver3.59「三国志大戦3 -WAR BEGINS-」稼動開始
このVerでは『アーケードカードゲーム初となる、日本・アジア間での対戦が可能』となり、韓国やシンガポールを初めとしたアジアの地域(5地域)間で同一バージョンとなっている。 - 2012/03/08
「三国志大戦TCG」という名称でトレーディングカードゲームとして発売。
新たな舞台で三国志大戦の幕が開く。 - 2014/10/7
公式から「2015年1月16日にネットワークサービスを終了する」ことを発表。
なお、三国志大戦(初代)の稼働開始は2005年3月15日であり、
ネットワーク稼働日数は合計「3594(さんごくし)」日ということになる。 - 2016/2/4
謎のカウントダウンページ「我門回来了(我々は帰ってくる)」出現。 - 2016/12/21
シリーズ再始動。
公式サイトでは「三国志大戦」とされているが、旧作の差別化も併せて「三国志大戦4」とも呼ばれる。
(公式もある程度了承しているのか、背景が「4」に見えるようになっている) - 2017/10/5
Ver1.1.0「三国志大戦 -天槍の共鳴-」稼働開始。 - 2018/8/7
Ver2.0.0「三国志大戦 -狼主の双剣-」稼働開始。
武将カード
武将カードではカードイラストの周辺に、様々な数値が振られている。
- 武力‥基本的な戦闘力。高いほど相手の兵力を減らしやすい。攻撃力兼防御力ともいえる能力。
- 知力‥この能力が高いほど、計略の効果時間が長くなる。ダメージ計略の場合、お互いの知力差により兵力に増減差が出る。低知力の武将カードを使う場合は要注意。
- 兵種‥騎兵、槍兵、弓兵、攻城兵、歩兵、象兵、連弩兵とある。詳細は下記を参照。
- 特技‥兵種と武力の間にある項目。特技を持たない武将もいる。最大3つまで。詳細は下記を参照。
- 計略‥その武将が使用できる必殺技のようなもの。
計略名の右下にある数字は必要士気。1武将1つだが、大戦3では旋略持ちの武将カードはカードを上下に変えることにより二種類の戦法を使用でき、2016年版では岐略持ちの武将カードは計略ボタン押下後に再度計略ボタンか奥義ボタンを押す事で二種類の追加効果を選んで使用できる。 - 属性‥『三国志大戦3』『三国志大戦・天』のカード右上に記載。
「天」「地」「人」の三種類。軍師カードの奥義属性と合わせると奥義の初期ゲージが増えた状態からスタートする。また、属性号令により能力が上がることもある。 - コスト‥本作品では各武将カードに割り振られたコストを組み合わせ、最大8コストでデッキを組むことになる。基本的にスペックが高いほどコストも多い。天下統一大会など特別なゲームではコスト制限が緩和されることもある。
VerUPにより、城へ与えるダメージが兵種だけでなく、コストにも影響するようになった。コストが高いほど城ダメージも大きくなるが、その分部隊数が減ることになる。 - 征圧力‥2016年版「三国志大戦」より追加。この値が大きい程通過した時一度に敵軍側の領域を多く塗れる。
- 兵種
- 騎兵‥馬に乗った軍団。移動速度が早く、機動力が高い。またカードを目標位置まで一定時間走らせるとオーラが発生し、この「騎馬オーラ」を相手部隊に当てることで「突撃」が成立する。この突撃ダメージはヒットさせた部隊の兵力を大きく減らせるため、これを攻撃として当てるのが騎兵の強みとなる。ただし、一定の角度から槍兵の「槍オーラ」に触れてしまうと「迎撃」となり、カウンターで自分の騎兵が大ダメージを受けてしまう。
- 槍兵‥長槍を武器にした軍団。部隊の前面に常に「槍オーラ」と呼ばれる無敵槍が備わっている。「盤面上のカードを一定時間停止させた後、カードを動かす」事により槍撃(そうげき)が発生する。これは乱戦するよりも効率的にダメージを与えやすくなる。騎馬オーラを纏った部隊に向けて刺すと迎撃となり大ダメージを与える事ができる。2016年版では軽く擦るだけで槍撃を出せるようになっている。
- 弓兵‥移動していない時に一定距離の相手部隊に弓を放って攻撃する軍団。槍兵・騎兵と違い、相手に近づかずとも一方的に相手部隊に攻撃が出来るのが特徴。反面、相手の騎兵への対策を持たないため、相手に接近されてしまうとなすすべがない。『三国志大戦3』以降は走射システムが加わり、一定時間同じ場所に留まった状態から動かすと兵士が転がりながら弓を撃つ。また、大戦3登場の特技「放射」を持つ武将は、走射をすることで相手部隊の「槍オーラ」を一時的に消す事ができる。
- 攻城兵‥攻城兵器を中心とした軍団。攻城成立時、通常の兵種よりも多く攻城ダメージを与えられる。しかし、攻城兵器のため移動速度が非常に遅い。2016年版では内乱システム実装に伴い、自軍の征圧領域の上だと移動速度が少し上がる仕様が追加されている。
- 歩兵‥武器を持たない軍団。兵種アクションがなく攻城兵のようなわかりやすい特徴もない代わりに、独特な計略を持っていたり基礎能力が高めに設定されているカードが多い。
- 象兵‥象に乗った軍団。騎馬と似ているが「はじきオーラ」が特徴。はじきオーラ中に接触した部隊を象の進む方向へはじくことができる。最新作では弾きオーラが騎馬に近い仕様になり、突撃する度に纏い直さなければならなくなった。
- 連弩兵‥一定距離の相手部隊に強力な矢の攻撃を行う軍団。同じく中~遠距離の相手に一方的にダメージを与えられる弓兵と違い、射撃をするには敵をロックオンし、カードを回転させる必要がある。矢はロックオンした相手に向かって飛んでいき、射線上の最も近くにいる相手や柵にのみダメージを与える。貫通効果を持つ計略を使えば射線上の全ての攻撃対象に当てる事ができる。最大で3発装填する事ができ、一度の射撃でその時点で装填されている分の矢を発射する。射撃後は一定時間ごとに1発ずつ再装填される。
特技
- 「伏」 伏兵‥相手に見えない状態から突然現れて攻撃できる。ダメージは互いの知力差で変化する。
- 「魅」 魅力‥ゲーム開始時、士気の値がアップする。多くのverで1武将0.5士気分上昇。
主に君主・女性が持つ傾向が強い。董卓にまで付いていたが遂にもがれた。 - 「柵」 防柵‥ゲーム開始時、部隊の前に柵を置ける。一定回数ぶつけられると消滅する。
- 「勇」 勇猛…戦闘中ランダムで発生する一騎討ちの際、全無双バーが出現するようになる。
何故か猛将に搭載されていない事が多々あり、所有者は多くない。 - 「活」 復活‥撤退した時、通常よりも早く復帰できる。
「活」3つ持ちの武将は非常に早く復帰できる(通称「超復活」)が、最新作では廃止。 - 「募」 募兵‥『2』『3』のみ。
戦場で静止していると兵力が自動で回復できる。ただし最大を超えることはない。
最新作では将器「募兵」と言う形に変更され廃止。 - 「醒」 覚醒‥『2』『3』最新作のみ。
戦闘後半から、武力と知力それぞれ1ずつ上昇する。『2』では2回上がっていた。
ゲームでは、ピキーンという音が鳴ったら覚醒効果が発動したことになる。
最新作では大幅に仕様が変わった。詳しくは後述。 - 「射」 崩射‥『3』のみ。
走射中に槍兵に攻撃すると、敵の無敵槍を一定時間消す事ができる。
ただし回転中の槍は消せない。 - 「軍」 大軍‥『3』のみ。最大兵力が高い。
- 「乱」 暴乱‥『3』のみ。「~の乱」(馬騰の「西涼の乱」以外)の効果の恩恵・デメリットを受ける。
- 「漢」 漢鳴…最新作のみ。漢鳴レベルを所持する。
- 「城」 攻城…最新作のみ。攻城力が上がる。
一武将が持てる特技は最大3つだが、特技が付与される計略もあった。 - 「刻」 刻印…最新作のみ。復活時間が延びてしまう代わりに、ステータスが高く設定されている。
軍師カード
『三国志大戦3』では横向きの新カードカテゴリー「軍師カード」が登場。
これまでの兵法と変わり、奥義という「兵略」「陣略」「攻略」と呼ばれる3つの能力のうち2つを持つカード。試合開始時に選んだいずれかの能力を1試合につき1度だけ使えるというもの。
これまでの兵法は、味方武将もしくは相手武将に直接影響を与えるものであったが、兵略には瞬間的に味方武将に直接影響を与える点が受け継がれている。
- 陣略:盤面上、好きな位置に設置し、その陣内でのみ味方または敵に持続的に効果が与えることができる。
- 攻略:盤面上の好きな位置に範囲を設置するが、こちらは使用から発動までに溜め時間が存在し、発動時に範囲内にいると通常の効果を、範囲外にいる場合は微々たる効果を得る、というもの。
こちらは陣略と違い、発動後は範囲を気にする必要はない。
これらの効果・組み合わせ・陣の形状及び溜め時間は軍師カードによって様々である。
新作では法具に置き換わる形で廃止になった。
各勢力の紹介
魏
- カラーは赤。
- 曹操やその一族、配下などで構成された勢力。晋勢力が存在しない『3』までは司馬炎や賈南風など晋時代の人物、卑弥呼ら倭国の人物(覇-LORD-出展のLE劉備を除く)も魏勢力扱いとなる。親魏倭王と言う事か。
- 騎馬が多く、槍が少ない傾向。
高知力の人物が多く、バランスの良いデッキが作りやすい。但しぶっ飛んだレベルの低知力もいる。
なお、何故か約1年に渡って武力9の弓兵は魏にしかいなかった。夏侯淵、お前の事だよ。 - 魏の代表的な計略は「雲散」「反計」「隠密」「水計」「英知」など。特に雲散や反計を持った武将は、いるだけで相手への牽制にもなるので心強い。
新作では「雲散」は蜀に移動する事に。「英知」は後々再登場、「隠密」は大半が固有計略になり各勢力にばら撒かれた。 - 騎馬の多さもあって、突撃スキルを磨きたいプレイヤーにオススメ。
ただし槍(迎撃)に弱いので、蜀の挑発計略に要注意。
蜀
- カラーは緑。
- 劉備・劉禅の配下、または彼らに協力した人物が対象。旧蜀(劉璋軍)の武将はここではなく、漢所属。
- 槍が多く、弓が少ない傾向。
…とされているが、意外と弓にも優秀な人材が少なくなかったりする。2016年版では長らく存在しなかった2コスト武力8まで追加されて暴れた。 - 蜀勢力の代表的な計略として「長槍」「車輪」「剛槍」といった槍オーラが変化するものが特徴。妨害では「挑発」、ダメージ計略は「落雷」が優秀。弓マウントしてくる相手や素早く城ダメージを奪うのに有効な「縮地」、さらに「練兵」「寡兵」など兵力の増減で武力強化をはかるカードも登場。より一層の兵力管理が重要となる。
新作では「縮地」「練兵」「寡兵」は稼働後しばらくしてから再登場、また魏から「雲散」がやって来た。 - 演義では「劉備=主人公」ということもあってか、ゲーム初心者から上級者まで幅広く使われる勢力である。但し何の考えも無しに号令同士でぶつかり合うと押し負ける事があるので、安直な前出し以外での工夫が必要となる。
- 新作では何故かやたらいる1.5コストが熾烈な枠の取り合いを繰り広げている。
呉
- カラーは青。孫呉に仕えた武将が対象。
- 弓が多く、馬が少ない傾向。
但しその騎馬も個性的な計略を持ち合わせている為、組み込みは難しくない。 - 全体的に武力押しは苦手な傾向にあり計略依存度が高い。
・・・のも今は昔の話で、最新作では続々とコスト比高武力が追加されて普通に素武力でも渡り合えるようになった。 - 最新作にてコラボや復刻も含めて全てのコスト帯に孫策が追加された。うーん・・・孫策と孫策で孫策がダブってしまった
- 呉勢力は「麻痺矢」「弱体弓」「剛弓」に代表される弓主体の計略を持った武将が多い。ほかにも援護兵を呼べる召喚計略、ダメージ計略の「火計」、敵城に直接ダメージを与える「流星の儀式」の存在も忘れてはならない。また「小覇王の○○」や「漢の意地」など少ない士気で済むが、効果が切れると同時に撤退してしまう計略もある。
新作では召喚計略は消滅したが、残りは全て健在。 - 相手の攻城ゾーンに押し込み、弓兵で攻城妨害してくる相手を攻撃する状態(通称弓マウント)に持ち込めば一気にリードを取れるが、そこまでにたどり着くのが難しい。自動的に攻撃してくれる弓も、騎馬による連突、挑発で無理やり引っ張られてしまうと歩兵同様の存在となってしまうなど、弓主体のデッキはやや運用が難しい。
- スペック・計略の優遇・不遇が他の国と比べて強く、勢力内の使用率がやたら偏っている。
一時は「強化戦法の国」と呼ばれ、何と唯一強化戦法単で8コスト埋まる時期があった。
群雄
- カラーは灰色。後に登場する漢を除く様々な軍は群雄勢力としてまとめられた。
- 主に黄巾・董卓軍・呂布軍・公孫瓚軍・袁術軍・西涼勢・南蛮・異民族が該当。
南蛮の民は「天槍の共鳴」で復活。
ちなみに何故か公孫瓚軍は大体君主しか参戦していなかったが、1.1.5で嫁と弟が来た。 - 「完殺」「卑屈な急襲」「火事場」「一閃」など、他の勢力にあまりない独特な計略が多い。
しかし新作では火事場以外消滅。代わって毒計略が群雄専用となった。完殺は後に復帰、一閃は他の勢力にも配られ群雄の計略というイメージはなくなった。 - 特に騎馬ではC成宜、弓兵ではC李傕&郭汜(通称リカクシ)、歩兵ではC張梁(通称ゴリ)、これらのカードはVerが新しく変わっても運用に大きな支障が無いため根強い人気を誇る。
なおリカクシは新作で単独カードになった。懐かしの馬休・馬鉄も単独化。成宜は仮面◯イダーになって復帰。
漢
- カラーは紫。
- Ver3.1より追加された勢力で、後漢の者や帝に尽くした将、曹操の暗殺を計画した者などが所属。
演義では不遇な扱いを受けた皇甫嵩、朱儁にも最高レアリティであるSR枠が与えられた。
また袁紹もこちらに該当し、彼の配下も自動的に漢勢力として登場する。
同じように劉焉が漢所属のため、息子の劉璋、劉備の入蜀に反抗した張任や王累もこちら。
こちらも「天槍の共鳴」で復活。 - 漢勢力のみ「国力」という特殊なゲージが導入されている。最大は3。国力が多いほど、計略の効果が高くなる。国力最大時に使用すると国力がゼロに戻る。憂国系計略は使用すると国力ゲージが1減る。
最新作では個別ゲージ制の「漢鳴」に変更。計略使用時に使用者の漢鳴レベルが0になる代わりに、他の漢鳴持ちの漢鳴レベルが上がる。漢鳴計略以外にも漢鳴レベルを上げる方法も存在。 - 「戦乱」計略は使用すると最大士気が減ってしまうので乱発は禁物。しかし、「逆境」計略が最大士気が減った分だけ効果が高くなるため、序盤は戦乱→終盤に逆境で一気に畳み掛ける方法がある。使いこなせれば、他の号令系に撃ち負ける事は無い。
最新作では「2」までの士気関連に調整され、最大士気低下はなくなった。併せて逆境計略も廃止。
晋
- カラーは橙。
- 2016年版Ver2でまさかの登場を果たした勢力。かつて魏に所属していた司馬一族やその配下の他、卑弥呼ら倭国の人物も新たに晋所属となった。親魏倭王なのに・・・
- 『2』『3』にあった特技「覚醒」は晋専用特技に変更。仕様も大きく変わっており、新たに覚醒ゲージが追加され、レベルが0~3へと上がるにつれステータスが上昇するようになった。レベル1で征圧力+1・レベル2で武力と知力が+1・レベル3でこれらのステータスが更に+1ずつされる。ゲージは時間経過の他、ゲージが上昇する・時間経過での上昇量が増加する効果を持つ計略を使う事で上げる事ができる。
- 2016年版で追加された岐略を持つ武将が最も多い。代わりに他勢力の岐略持ちと違い、覚醒レベルが一定以上になる事で岐略が使用可能になる仕様があり、最初から使えるわけではない。必要な覚醒レベルは武将ごとに違う。
征圧と内乱
2016年の再始動版で追加されたシステム。
戦国大戦に大筒という敵城に接触しなくても敵城にダメージを与えられる施設があったが、これはその変形である。
征圧力が1以上ある武将が敵領域を通過した場合それを自分の領域に出来る(赤が自領域、青は敵領域)。
戦場は12×12で144マスの領域があるが、これが90マス以上になるとした側が優勢、された側が劣勢になり城ゲージの下の内乱ゲージが溜まり始める。2Cごとに1つずつ埋まっていき5つ全て埋まると内乱発生、劣勢側は城ダメージを受ける。城ダメージは領域に差が出るほど大きい。
なお、劣勢側が征圧していき劣勢で無くなった時点で内乱ゲージの上昇はストップし、その後時間経過でゲージは戻っていく。
征圧力は移動速度が低い兵種・高コストほど高め、更にスペックが悪い武将程高めの傾向がある。特に関羽(蜀)は征圧力がVer1.00で最高の4であり、武神が通過するだけでどんどん塗れる。
また、征圧力は戦闘開始時の自陣の幅にも影響する。
特に騎馬単は総合征圧率が低くなり易く、序盤は大体押し込まれている事も少なくない。
このシステムにより一度も敵城に接触しなくとも城ゲージを稼ぐことができるようになっており、これを利用した騎兵多めの機動力デッキも存在する。ただし攻城速度も3以前と比べれば倍くらい速いため、張り付いた方が早く落とせるのは事実である。
ただ逆に言えば征圧を優勢で維持できれば優位である点に変わりはない。
その為「天槍の共鳴」において、内乱発生後は征圧領域がリセットされるようになった。
リセット後の征圧領域は戦闘開始時の領域に依存する為、今までと違い「デッキ全体の総合征圧力」が重要となった。
征圧力0の武将も数名いる(張梁とか周倉とか…)0の武将が通過しても全く色は変化しないので注意。
ちなみに攻城兵は一人を除いて征圧力0である。
ニコニコ動画における三国志大戦
どんな動画があるか
ひとつはもちろん「プレイ動画」である。かつては外部出力サービスを行っている店が希少のため、対戦動画の殆どがプレイ中の画面をカメラで撮影するといった手法が大多数を占めていたが、2008/7/22から三国志大戦演武場と呼ばれるリプレイ動画作成サービスが開始された。リプレイ動画作成は有料であるが、爆発的な数で三国志大戦のプレイ動画が増えることとなった。
もうひとつは「雑談・開封動画」。三国志大戦は、1プレイごとに1枚カードが排出される。そのカードは、袋の中に入っており、開けるまで何が出てくるかわからない。その未開封のカードを集め、開ける動画が開封動画である。最初は黙々と開けるだけの動画が多かったが「雑談しながらやる者」「開封したカードでデッキを組んで、クイズにする者、対戦に挑む者」など多くの派生が誕生した。2016年版ではカードが筐体内で印刷される仕様になり、袋には入れられずそのまま出てくるようになったので、このタイプの動画は一気に数を減らしてしまった。
MAD系も多く投稿されており、優秀な動画ほど再生・コメ・マイリストがつきやすい。
投稿時に注意すること
詳細は「演武場」の項で触れるが、相手プレイヤーからの許可が無い場合は、相手の名前を伏せるのが三国志大戦動画のマナーとされている。その理由は、投稿者側の勝ち動画になりやすい本作において、名前を晒してしまうと【相手を馬鹿にするためにUPした】と思われるからである。
相手の名前を晒している動画もあるが、「よそはよそ、うちはうち」である。気をつけるべし。
問題点
このゲームのプレーヤーは、名前の後ろに「君主」がつくのだが、動画投稿時のタグは、プレーヤーの名前のみとなっている。この為、Youtube板などにおいては、検索の際、デブリ(いわゆるゴミ)として出てくる事がある事から、その点に配慮し、アイマス等の様に「名前+君主」をつけることが推奨されているが、あまり認知されていない。頂上対決に登場する他作品のゲームキャラ・アニメキャラ君主名のタグが検索妨害にあたることを含め、問題視されているが解決に至っていない。
関連コミュニティ
関連動画
公式
三国志大戦の歴史
頂上対決
プレイ動画(先生何やってんすかシリーズ)
対戦動画以外(MAD・替え歌系)
対戦動画以外(○○集)
関連商品
家庭用ゲーム
本・DVD
プライズ・フィギュア
TCG
関連項目
- 三国志
- セガ / 戦国大戦 / 頂上対決 / 演武場
- 飛天 / 麻痺矢デッキ / おうへいワラ
- 太尉 / 司空 / 丞相 / 覇者 / 覇王 / 征覇王 / 皇帝 / 聖帝 / 天帝
- 三国志大戦プレイヤーの一覧
- 三国志t@isen
- 三国志大戦1枚からスタートシリーズ
- 三国志大戦外部出力
- 三国志大戦本スレ
- 会話付き三国志大戦 / 会話付き戦国大戦
- 横山光輝三国志 / 天地を喰らう / 龍狼伝 / ランペイジ / SWEET三国志 / 蒼天航路 / 覇-LORD-
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