インターネット・エンジェル ただいま降臨
「INTERNET OVERDOSE」とは、WSS playgroundより発売された地雷系女子育成ADVゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』(海外向け「NEEDY STREAMER OVERLOAD」)のテーマソングである。歌唱はKOTOKOが務めている。
概要
| 歌詞 | にゃるら |
| 作曲 | Aiobahn |
| 歌唱 | KOTOKO |
90年代〜2000年代初めを彷彿とさせる電波ソング。インターネット・エンジェル「超絶最かわてんしちゃん」通称”超てんちゃん”が画面の前のオタクに笑顔にするため、超てんちゃんへの崇拝と共依存を毒電波に乗せてお届けする。令和時代のインターネットに溢れる肥大化した承認欲求と誹謗中傷への恐怖心をミキサーにかけてぶちまけた歌詞は、正に「ネット過剰摂取」を体現する。とにもかくにも実際に聴く
のが一番手っ取り早い。...超てんちゃんのことをずっとずっと愛してね。もしも…ピに嫌われたら…...
主題歌(およびBGM)のスタッフは、ゲーム原案・シナリオのにゃるらが中心となって集めた。なお、にゃるらはゲームイメージとしてvaporwaveやニューレトロに興味を持っており、『スター☆トゥインクルプリキュア』後期エンディング主題歌「教えて...!トゥインクル☆」に刺激を受けたと語っている。作曲のAiobahnは、韓国クリエイターながら日本のデジタルコンテンツに精通し、過去にはアニメ楽曲やライトノベルのイメージソング、Vtuber楽曲を手がけている。歌唱のKOTOKOは、にゃるらたっての願いをAiobahnも支持してオファーされ、収録は2021年ライブツアーの日程の合い間を縫って東京で行われた。KOTOKOは往年のPCゲームの主題歌に多数携わっているほか、落ち着いた楽曲だけでなく電波ソングも生み出していることから「KOTOKOの電波ソング」という点にニヤリとする諸兄もいることだろう。
にゃるらは人生初の作詞、Aiobahnは人生初のゲーム主題歌とサントラ制作ということで、両氏にとって思い入れがある楽曲となったようである。
MV製作は、webCMやVtuber MVを手がける映像クリエイターTOHRU MiTSUHASHiと前田地生の二人が中心となった。映像は、超てんちゃんの動画配信をファンが薄暗いオタク部屋で見ているという構図である。ただ、PC画面に映る超てんちゃんを観ているというより、オーバードーズによるオタクの幻覚とも受け取れる描写もある。また、vaporwaveなコンセプトだけでなく、セガサターンのキャッチコピー「脳天直撃」が歌詞に織り込まれ、3大電波ゲーのモチーフも歌詞(カウンセリング・さよならの練習をして…etc)と映像(真っ赤な夕焼けに押し潰した極太明朝体)の両方に用いられている。
ゲーム本編の開発を務めたXemonoは、Windows95の挙動やBIOSなどを参考とした。この点が配信者という平成末~令和の比較的新しいポップカルチャーの文脈を、1990年代の空気感に落とし込んでいる。
CD・楽曲配信情報
テーマソングである本曲は、ゲーム本体発売(2022年1月21日)に先駆けて2021年4月から各プラットフォームにてダウンロード配信が開始された。
2022年4月から配信・発売されたサウンドトラックにはinstrumental版が収録され、同年6月にはアナログレコード版(LP record)も発売された。この令和の時代にあえてLPを出すことで、本曲のモチーフである1990年代の雰囲気をプロモーション面でも醸し出すことができている。また、
2022年4月2日からJOYSOUNDにて≪本人映像≫でカラオケ配信も開始した。なお、“本人”とは超てんちゃんのことだが、マジカルミライ等で活躍している初音ミクですら”本人”とはならないことを踏まえると、超てんちゃんの実在性が前面に押し出されているといえよう。
関連動画
関連リンク
- 公式MV(YouTube)
- にゃるら氏に聞く,「NEEDY GIRL OVERDOSE」に込めたディープな想い。幸せな結末は存在しなくても,あなたの思う幸せはあるかもしれない
- 配信者育成ADV『NEEDY GIRL OVERDOSE』の主題歌MVを制作しました。
- 【告知】PVを制作させていただいた「NEEDY GIRL OVERDOSE」の主題歌のMVを前田地生さんと制作させて頂きました!
関連項目
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- 0pt
- ページ番号: 5664660
- リビジョン番号: 3228164
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