この世のすべてを握りつぶせ!
No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド!
No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンドとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
概要
バリアン七皇の一人、ギラグの使用する、オーバーハンドレッド(100越え)・ナンバーズ。ランク4、攻撃力2000のモンスター・エクシーズで、以下のような効果を持つ。
- 相手がモンスター効果を発動したとき、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、相手フィールドのモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターの効果をこのカードが存在する限り無効にする。
- さらに、この効果を受けたモンスターが攻撃する場合、ダメージ計算を行わずにそのモンスターを破壊し、相手プレイヤーにその攻撃力分のダメージを与える。
VS遊馬&真月戦で登場。
「ファイヤー・ハンド」と「アイス・ハンド」をオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚し、真月の「シャイニング・ボンバー」を攻撃、かばおうとした遊馬の「No.39 希望皇ホープ」の効果に対して1.の効果を発動して無効化し、攻撃を通した。
その後、何も知らない遊馬がホープで攻撃したことで、2.の効果が発動、真月がダメージを防ぐために発動した「シャイニング・スライ」の効果も1.の効果で無効にし、遊馬に大ダメージを与えた。
最終的に、「RUM-バリアンズ・フォース」の効果でオーバーレイ・ネットワークを再構築、「CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド」となった。
バリアン世界と融合しつつある人間世界を襲撃した際に、六十郎、闇川とのデュエルでも使用していたが、経過が省略されているため詳細は不明。最終的に「RUM-七皇の剣」でCNo.106へとランクアップした。
また、バリアン世界へ向かう遊馬たちを妨害するためにも使用。巨大な手で皇の鍵の飛行船(かっとび遊馬号)を掴み進行を妨げた。
1.の効果名は「モンスター秘孔死爆無惚(ひこうしばくむほう)」、2.の効果名は「五死眼光(ごしがんこう)」。
効果を適用する際は、効果名の通り指で秘孔を突く。その後、効果を適用されたモンスターが攻撃しようとすると、体が動かなくなり(ホープの場合剣の柄に手をかけようとしたところで動かなくなった)、その後体からエネルギーのようなものが出て、直後に爆発する。どこの北斗神拳だよ。
効果無効の効果は、テキストを見る限りは効果を発動したモンスター以外を対象にすることもできるようだが、アニメでは効果を発動したモンスター以外を対象にすることはなく、また、説明も効果を発動したモンスターしか対象にできないような説明であった。
カード画像やアニメ本編では黒っぽく見えるが、公式サイト「モンスター・エクシーズ図鑑」で確認できる姿はかなり白に近い灰色。
アニメで登場するよりかなり早い段階でOCG化されており(アニメでは先に登場していた「No.107 銀河眼の時空竜」や「No.105 BK 流星のセスタス」より早い)、オーバーハンドレッド・ナンバーズの中では初めて詳細な情報が公開された(ただし、アニメOPでNo.107の存在が示唆されたのはこのカードの情報が出るより前)。
あまりにOCGの登場が早すぎるため、アニメ初登場の次の日には新しいVジャンプが発売され、このカードが付録となったVジャンプが書店から消えるという事態になった。
OCG版
「Vジャンプ」2013年2月号(2012年12月21日発売)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/岩石族/ATK 2000/DEF 2000
レベル4モンスター×2(1):相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
このモンスターがフィールドに表側表示で存在する限り、対象の効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
ナンバーズ共通の戦闘破壊耐性が消えたほか、効果に必要な素材数が2つに増えた。また、ダメージ効果が削除されたため、秘孔っぽさは薄れた。
効果が発動した時、相手モンスターの効果をを永続的に封殺できる。また、表示形式の変更も封じるので、効果頼みで攻撃力の低いモンスターを相手にすれば、その後、戦闘でダメージを与えられる。
欠点としては、相手モンスターの効果の発動を待たねば無効にできない点である。そのため、永続効果を相手にした場合、相手が何らかのモンスター効果を発動してくれるまで待たねばならない(このカードの効果の対象は、その時効果を発動したモンスターでなくともよいので、無効にしたいモンスター以外のモンスター効果の発動でもよい)。
また、フィールドのモンスターでなければならないため、「エフェクト・ヴェーラー」などは相手にできない。
単純な無効化能力では、「エフェクト・ヴェーラー」や「禁じられた聖杯」などのほうが、永続的に無効化することはできないものの、奇襲性の高さや、発動の制限の緩さなどの点で扱いやすい。
このカードは、どちらかというと牽制的な使い方をしやすい。このカードがフィールドにあることで、相手に効果の発動をためらわせることができる。
別の欠点として、攻撃力が低いということがある。「サイバー・ドラゴン」、「フォトン・スラッシャー」などより低い値であり、ランク4としても数値は低め。牽制しようとしても、戦闘破壊で突破される恐れもある。
他のカードで攻撃力を補助したり、岩石族デッキであれば「岩投げエリア」などで防御を補うとよいだろう。
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関連項目
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