Robbie Williams(ロビー・ウィリアムズ)とは、イングランドの男性歌手である。ウィリアム「ス」とウィリアム「ズ」が混在して日本では紹介されているが、多分「ズ」が正しい。
概要
17歳の時にゲイリー・バーロウとそのマネージャーが主催したオーディションに合格し、テイク・ザットの一員としてデビュー。バンドの人気が高まるに連れて、冗談をよく言う性格とメインボーカル担当曲も多いことから人気メンバーとなっていった。
しかしその人気は全て作詞作曲を手掛けるゲイリーのお陰である、というマネージャーの扱い方と、好きではないバラードばかりを歌わされることにイライラが募り、更に薬物中毒であることも判明したため1995年に脱退。
以降はソロミュージシャンとして活動していく。当初はダーティーなイメージがありセールスも苦戦したが、1997年にリリースした「Angels」が世界中で大ヒット。それ以降も、代表曲とされる「Let Me Entertain You」、007風の「Millennium」、脱ぎすぎPVとして有名な「Rock DJ」、カイリー・ミノーグとのデュエット曲「Kids」、ブラックチアガールな「Radio」と多数のヒット曲をリリース。一躍ヨーロッパ1の人気歌手となった。ブリット・アワードの受賞歴は飛び抜けて多い17回。
テイク・ザット、特にゲイリーとの関係は2000年代に入っても悪いままだった。テイク・ザットの解散後同じくソロデビューしたゲイリーは徐々に人気が落ち、今までの仕返しと言わんばかりに楽曲やマスコミを通じてロビーはゲイリーを揶揄。面白がったマスコミも参戦し、泥沼状態な関係となってしまう。
が、テイク・ザットが再結成した2005年から状況は一変する。再結成記念ライブが大成功、新譜も大ヒットし以前よりも人気ミュージシャンとなったテイク・ザットに対し、ロビーのアルバムは批評家から支持されなくなっていってしまう。そういった事情があったからか、はたまた4人が「いつでも帰ってこいよ!」と言っていたからなのか、理由は定かではないが2008年から徐々に関係回復を始める。そして2010年にゲイリーとのデュエット曲「Shame」で公に和解し、テイク・ザットへ復帰。次のアルバムにも参加予定。
現在、新譜『Take the Crown』のツアーを控えている。
脱ぎ癖がある所為だからなのかは分からないが、長年ゲイ疑惑が付いて回っていた。雑誌社相手に裁判を起こすほど本人にとっては不愉快なことであり、2010年には女優アイーダ・フィールドと結婚したことで議論に終止符を打った形になっている。現在一児の父。
宿敵は元オアシス現ソロ、眉毛兄弟の兄ノエル・ギャラガー。仲が良かった時もあるが色々あって拗れている。
略歴
1990年 - ボーイバンド、テイク・ザットのオーディションに合格
1992年 - テイク・ザットの1stアルバム『Take That and Party』がリリース
1996年 - ソロデビュー。ジョージ・マイケルの「Freedom」をリリース
1997年 - 1stソロアルバム『Life thru a Lens』をリリース。「Angels」「Let Me Entertain You」がヒット
1998年 - 『I've Been Expecting You』をリリース。「No Regrets」「Millennium」がヒット。「No Regrets」はライブで歌詞を変え、テイク・ザットのメンバーたちに謝罪をする内容で歌うことが定番となっている。
2000年 - 『Sing When You're Winning』をリリース。「Rock DJ」「Kids」がヒット
2001年 - スウィングカバーアルバム『Swing When You're Winning』をリリース。ニコール・キッドマンとのデュエット曲「Somethin' Stupid」がヒット
2002年 - 『Escapology』をリリース。「Feel」「Something Beautiful」がヒット。日本盤のジャケットは映画監督の紀里谷和明が撮影したもの。
2003年 - Weekends of Mass Distraction Tourを開催。ゲストにマーク・オーウェンが登場し、7年ぶりのステージ共演となった。映画『ファインディング・ニモ』のテーマソング「Beyond the Sea」をリリース。
2004年 - コンピレーションアルバム『Greatest Hits』をリリース。「Radio」がヒット
2005年 - 『Intensive Care』をリリース。「Tripping」がヒット。テイク・ザットの結成10周年番組に一人別撮りで参加し、再会を望んでいた4人をがっかりさせる。
2006年 - 『Rudebox』をリリース。商業的にかなりの失敗をしてしまったアルバム
2009年 - 『Reality Killed the Video Star』をリリース。前作と比べると評価は高いが、全盛期ほどでないと評価された
2010年 - コンピレーションアルバム『In and Out of Consciousness』をリリース。「Shame」がヒット。テイク・ザットに復帰し『Progress』をリリース。
2011年 - テイク・ザットのEP『Progressed』をリリース。Progress Liveにも参加、2011年に世界で最も売れたライブツアーの第3位になる。
2012年 - 『Take the Crown』をリリース。「Candy」がヒット
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関連項目
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