VF-0とは、OVA作品マクロスゼロに登場する架空の可変戦闘機である。
ペットネームは不死鳥「フェニックス」。
ただしこのペットネームは後付けの設定であり、作中で呼ばれることは無い。
概要
本来は後に第一次星間戦争で活躍するVF-1(バルキリー)の試作機であったが、統合戦争において反統合同盟軍がいち早く可変戦闘機SV-51を実戦投入したため、それに対抗すべく急遽量産・実戦投入が行われた機体である。
後の可変戦闘機と同様3段変形機構を備えている他、レーザー機銃やエネルギー変換装甲など、オーバーテクノロジーが惜しげもなく投入されており、従来の戦闘機とは一線を画している。
しかしVF-1用の熱核反応エンジンがまだ未完成であった為、従来のジェットエンジンでは十分な出力を得られない事から、既存のエンジンで最高性能を持つものを、安定性や燃費を犠牲にして極限までチューンして使用するという恐るべき荒業が施されている。
それ故、エンジンは非常にデリケートであり、従来の艦載戦闘機の6~7割という燃費の悪さから空中給油機の支援が不可欠。また飛行用のアビオニクスも未完成だったらしく、操縦性も良好とは言い難い。
生産された機体は空母「アスカ」に配備。統合軍の中でも若くて腕の良いパイロット達がVF-0の搭乗員として集められたが、バトロイド形態への可変機構など従来の戦闘機とは全く違うVF-0の扱いに皆が苦戦。
訓練を通じて実戦で戦えるまでにはなったものの、本機の性能を十分に引き出せたのは当時VF-X1で可変戦闘機のテストパイロットをしていた統合軍のエースパイロット、ロイ・フォッカーだけだと言われている。
生産総数はおよそ30機ほどであるがそのほとんどが戦闘によって撃墜または大破。
またマヤン島での戦いそのものが歴史の表舞台から抹消されたため、VF-0の存在も長らく一般に知られる事はなかった。
しかしマクロスFの時代ではマヤン島の事件も公になっているようで、映画「鳥の人」においてVF-25を映像処理してVF-0の飛行シーンを撮影していた(実機が現存しないため)
関連動画
関連項目
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