ニコニコ大百科

ほほう・・・この状況で・・・3部がアニメ化して記事が大量に立ち上がるこの状況で・・・逃げずにすでに1年以上も前にアニメ化した1部の名言の記事を立てるか！
良かろう！記事立て乙と言ってやるッ！

アニメでの塩屋さんの演技が素晴らしかった。
鳥肌たったのを覚えている。

実は最初からこのテーマで書き始めたつもりはなく、単行本のコメントで必要に迫られてこの言葉が出てきたのが始まりらしい
それが後々、ジョジョを象徴する単語へと昇華されていったとか。

>>3
ほー。漫画術の話？

ヘルシングやテラフォーマーズもある意味人間賛歌やね。

かばんさん

かばんさんの行動はまさにこれ

甘粕「人間賛歌を謳わせてくれ、喉が枯れ果てるほどにッ！」

人間vs人外な展開がある作品だとよく見かける
力で劣る人間が意志の力で怪物を打倒する様はベタながらも実に心躍るね

怪談の最後に「気をつけろッ！　スタンドによる攻撃を受けているッ！」とつけると怖くなくなる。
（最後のセリフは「新手のスタンド使いだッ!」「こいつはスタンドだッ！」でもよい。）
・・・というネタがあるんだが、別に相手がスタンドであっても危険な状況は変わらないのに怖くなくなる理由として、
「スタンドで攻撃されているならば、それに対応して迎え撃たねばならん。」と、
恐怖を知ったうえでそれを乗り越えようという気持ちが働くからだという説が出てきて不覚にも納得した。

搾精病棟も根底に人間賛歌がある名作よ

この一連の台詞だけだと
「恐怖を克服する」と「無謀（恐怖を感じない）」の違いがどういうことなのか具体的に書かれてないんだよね
なのでアニオタwikiの、３部DIOの「ちっぽけな恐怖も持たない」がこの勇気の境地に至った、みたいな思いっきり本末転倒に勘違いされてる例がある

「恐怖を知る」のは自分にとって何が脅威を知ること（無謀から脱すること）
脅威に対処できる道を見つければ恐怖に立ち向かっていける、「恐怖を克服する」ということ

ジョジョの吸血鬼の致命的な欠点として「石仮面を被り吸血鬼となった時点で直射日光を浴びると即死する体質になってしまうにもかかわらず、石仮面を被っただけでは全くその知識を得られないどころか直射日光に対する本能的な恐怖や忌避感すら得られないため予備知識がないと直射日光による自滅の恐れが極めて強くなること」を上げる声があったけれど、こうやって見ると
・恐怖の根源となる脅威を正しく理解した上で、なお打ち克つべき恐怖に向き合い続け挑める人間
・そもそも恐怖を感じられず脅威をまともに理解する事すらできないことが多く、慢心・過信する悪癖が強く驕り悪性が増長してしまう吸血鬼や屍生人
という対比とも取れなくもないのかな……

透龍やカーズはこの精神を持ち合わせてなかったから敗れたのかな

初期から「人間をやめる」みたいな明言されてる言葉があるあたり、作者は一貫してDIOを「勇気がないモノ、人の勇気を理解しないモノ」として描いてるな
DIOは客観的に見ると用心深いのに、驕って油断してるように見られがちなのは、人の勇気や覚悟を本質的に理解せずに行動してるからだと思われる
そして追従者のプッチもそういう部分ある

DIOやプッチはツェペリに言わせれば「ノミになりたがってる」アホどもって感じだろうね
結局死ぬのが怖いから吸血鬼になる、裏切られるのが怖いから支配する、未来が怖いから運命を知りたがる
怖い要素を一つ残らず潰すことを恐怖を克服するとか言ってるわけで、そんなの自分に勇気があればやる必要もない話

「恐れ知らず」や「怖いもの無し」を勇気とするんでなくて
「困難なことや、怖いものへも意志の元立ち向える」のを勇気とするのがすごくいい…
というか、正義や覚悟とかだけどジョジョの「それがどういうものか」の言語化ってすごく納得させられる