ましらとは (マシラとは) [単語記事]

ましらとは、桃太郎伝説シリーズ・桃太郎電鉄シリーズに登場するキャラクターである。ましらとは猿を意味する。

概要

その名の通り、猿の姿をした鬼。ブルーモンキーズという手下を従えている。

桃太郎伝説シリーズでは「ほほえみの村」のだじゃれ大会会場を占拠してリサイタルを行っているが壊滅的な音痴（本人は自覚なし）で村人を（精神的に）苦しめている。新桃太郎伝説ではこらしめれば仲間入りする。

専用テーマ曲「ましらのテーマ」は伴奏も含めて絶妙に音が外れている上にリズムも滅茶苦茶だが、なんか一応曲として成り立っているという色んな意味で凄い曲であり、関口和之氏の作曲センスが存分に発揮されていると言えよう。

桃太郎電鉄シリーズでは、宮崎のシードームでのコンサートイベントにおけるハズレ枠として登場し、損害を出してしまう。

新桃太郎伝説におけるましら

道中、ほほえみの村に立ち寄ってましらをこらしめた後、希望の都をクリアして城を建てると登場して仲間になる。逆に城を建てた後にほほえみの村でこらしめると仲間にならないので注意が必要。

武器は装備できず、術も覚えない。「戦う」コマンドを選ぶと鍵盤が表示され、3つ選ぶとそれに応じた攻撃を行ってくれる。一見するとネタキャラなのだが、実は非常に強力な効果を秘めており、正しく運用すればえんま様やはらだしなどと並ぶバランスブレイカーとなる。しかし、どの鍵盤を押せばいいのかのヒントは作中に一切存在しない。攻略本やサイトの出番である。

という訳で、このページでもましらの鍵盤パターンについて紹介しておく。単体を対象とする攻撃は全て対象はランダムとなる。

ナチュラル攻撃（同じ音×3）
通常攻撃を行う。
アカペラ攻撃（ラ、シ、ラ）
ましら以外の敵味方全員の術を封印する。
アニマ攻撃（ド、ミ、ソ）
味方1体にきんたんの術を唱える。消費技数3。
アニマート攻撃（レ、ソ♭、ラ）
味方1体にせんきんたんの術を唱える。消費技数5。
アルペジオ攻撃（レ＃、ソ♭、ラ）
敵全体に1～攻撃力のランダムダメージ。
アレグロ攻撃（ド、ファ、ラ）
はやての術を唱える。消費技数2。
クレッシェンド攻撃（ミ、シ、ラ）
味方全員の攻撃力が毎ターン上昇する。
シャープ攻撃（レ、ミ、ド）
味方1体にばいりきの術を唱える。
スタッカート攻撃（シ♭、ファ、ラ♭）
敵1体を1/16の確率で即死させる。失敗した場合は1ダメージ。
スラ―攻撃（レ、ソ、シ）
通常の半分の攻撃力で2回攻撃。
デクレッシェンド攻撃（シ、ファ、レ）
ほうひの術とふにゃらの術を唱える。消費技数9。
デュエット攻撃（ファ、ラ、ラ♭）
他の味方1体と同じ行動を行う。
フォルテッシモ攻撃（シ♭、ド、シ）
ましらの攻撃力が、一番攻撃力の高い味方の値と同じになる。
フラット攻撃（シ、ド、シ）
ふにゃらの術を唱える。消費技数3。
ブレス攻撃（ラ♭、ミ、ド♯）
みなせんたんの術を唱えるが、自分より後の味方の行動がキャンセルされてしまう。消費技数18。
リピート攻撃（ソ♭、レ＃、シ♭）
小波の術を2回唱える。消費技数3。

アカペラ、クレッシェンド、フォルテッシモの3つが非常に優秀。長期戦となるボス相手にはクレッシェンドの攻撃力増加が非常に有効に働いてくれる。道具として使うと攻撃力が上がる白虎の刀を桃太郎や金太郎あたりに持たせてクレッシェンドと組み合わせ、存分に攻撃力が上がったところをフォルテッシモでコピーするのが定石と言えるだろう。多少ギャンブルになるが、そこからアルペジオを撃つのも有効。

アカペラは諸刃の剣ではあるが、問答無用で敵の術を封じることが出来る。例えば伏龍戦は一定ターン経過すると伏龍がぬけだしの術を使って戦闘が強制終了してしまうが、アカペラで封じればターン数制限を無視して行動できる。また新桃太郎伝説の中でも最高クラスの難所である風神・雷神戦（1回目・2回目とも）においても、雷神の強力な術を完全に封印できるので難易度が一気に変わる。回復術が使えないデメリットは消費が重いがブレス攻撃でカバー可能。強烈な術を連発するカルラ（1回目）にも有効。