本項では3.について記述する。
1997年にアメリカ・カリフォルニア州にて設立。創業者はデヴィッド・マイケル・ラット、デヴィッド・リマウィー、シェリー・ストレインの3人。映画製作部門、国内/国外の配給部門に分かれている。
この会社が手掛ける映画の最大にして唯一の特徴は「B級映画(またはZ級映画)」である。
地球に優しい低予算・低コストで仕上げた作品は、大ヒットした映画のパクリであることを隠す気ゼロ。「モックバスター」すなわち模倣映画と呼ばれている。
タイトル詐欺・パッケージ詐欺は当たり前、目を覆うばかりの大根役者揃い、派手なゴア表現(ただし技術が全く追いついていない)と安易なエロス(とりあえずおっぱい出しときゃどうにかなる)でスッカスカの脚本を誤魔化そうとして全く誤魔化せていない。スタッフやキャストもなんかどっかで見たような常連で、たまにいいシーンがあると思ったら別の映画からの流用という事もしばしば。
粗製乱造はなはだしいこれらの作品をぽこじゃか世に放つ事に対し、批判・罵倒・たまに賞賛の声が上がっているが、知る人ぞ知るクソ映画供給機関として愛好するクソ映画ファンは少なくない。......それ手遅れって言わね?
作品によっては一周回って神認定する熱狂的なファンも存在している事は否めず、『シャークネード』はまさにその典型例である。
こういった背景もあり、映画専門チャンネル「ムービープラス」では「アサイラム・アワー」と銘打ち、月1でアサイラム作品を放送するなど、だいぶ確信犯である。更にサメ映画ライターとしてメタルマンの人こと知的風ハット氏が参加しているあたり、確実に確信犯である。
アサイラム社長・ラット氏によると、日本の配給会社(アルバトロスなど)からのアイデアやリクエストを積極的に取り入れているとして「全部、日本のキミたちの責任だよ!」と責任をなすりつけるコメントを発表している。なおアサイラムの海外配給における一番のお得意様は日本とのこと。
ただ流石にやりすぎちゃったのか、2012年にはワーナー・ブラザーズ社に訴訟を起こされた。ワーナー配給の『ホビット 思いがけない冒険』(原題:The Hobbit: An Unexpected Journey)に対し、「Age of the Hobbits」なるアサイラムの映画が、商標権侵害・虚偽広告であるとされたのだ。トールキンの小説の映画化の権利を所有するワーナーは訴えた時点で勝ち確だったが、アサイラム側はこれに対し
「映画で使用している『ホビット』とは、人類学者の一部が使用する小型の人類『ホモ・フローレシエンシス』を意味する科学的用語である」
と主張。また映画の中でも「トールキンの生み出した種族ではない」と明言していると回答した。
最終的に連邦裁判所はアサイラム側の主張を退け(ですよねー)、アサイラムは当該作品を「Clash of the Empires」と改題した上で同作をリリース。日本では『リトル・キングダム ~《小さき者》たちの大きな冒険~』という名前で発売されたが、内容についてはお察しください。
だが逆に言えば、この経験によってアサイラムは大手に喧嘩を売りつつ訴訟されないギリギリのラインを見極めちゃったかも知れない……
掲示板
16 ななしのよっしん
2023/11/24(金) 07:33:59 ID: aH4YMaiNPF
キングコングの逆襲というか、キングコング対アイアンコングみたいなの出てるな。気になる
>>14
そんな悪くはなかった。どうやって解決したのかさっぱりわからないことさえ除けば
17 ななしのよっしん
2024/03/01(金) 00:47:42 ID: y5evz6f6wL
エド・シーランの Shape of You のMVのラストで Asylum って出てきてびっくりしたんだけど、レコード会社にアサイラム・レコードってのがあるのね
>>sm30536147
18 ななしのよっしん
2024/04/28(日) 19:37:09 ID: mYKrX/V/3K
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最終更新:2024/11/24(日) 08:00
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