アダム・マッキンタイヤーとは (アダムマッキンタイヤーとは) [単語記事]

アダム・マッキンタイヤー(Adam Mac Intyre)とは、ゲーム『デッドライジング』に登場する人物である。CV:ジョン・カシル(デッドライジング)/ケビン・アンドリュー・リベラ、武藤正史(デラックスリマスター)

概要

みんながボクで楽しんで・・・

ボクもみんなを楽しませたのに

なのにみんなは・・・

ゾンビが　みんなを食べちゃった！

1971年生まれの35歳(2006年当時)。コロラド州ウィラメッテのショッピングモールで働くピエロの男性。妙に甲高い声が特徴的である。かつてはひょうきんな言動で子供を楽しませるのが大好きな、心優しい性格だった。しかしゾンビがショッピングモールへ雪崩れ込み、目の前で子供を食い殺された挙句、自衛のため手にしたチェーンソーでゾンビ化した子供を切り裂いた精神的ショックで発狂、サイコパスと化してしまう。資料によっては子供を見捨てて逃げようとする大人を見て精神が破綻したとも。

その後、「ゾンビに追いつかれないようにするため」と称し、ワンダーランドプラザ2階のジェットコースター・スペースライダーに子供の遺品である人形と職員のグレッグを強制的に乗せ、延々と走らせ続けている。企画段階では人形ではなく子供の死体を乗せる予定だったらしい。サイコパスとなった後も、他の人間を守ろうとする心が残っていたようだ。フランクが操作パネルに近づくとジェットコースターを守るために襲い掛かってくる。

アダム戦のテーマはゲームオリジナル曲であるため、デラックスリマスター版にて多くのサイコパスが版権の都合で汎用BGMに変えられる中、彼には原作同様のBGMが使用されている。他にも『UMVC3』でフランクさんが参戦した時、フランクさんのテーマ曲としてアダム戦のアレンジがあてがわれた。

胸元には同じカプコン製ゲーム『ロックマンDASH』のコブンのバッジが付いており、スタッフの遊び心が窺える。

アダム戦

9月19日(1日目)21時から20日(2日目)午前7時までワンダーランドプラザに出現。サイコパスの中では3番目に登場と比較的早い段階で戦える。本筋とは関係ないスクープキューではあるものの、アダム撃破で手に入る専用武器が強すぎる事、また撃破で救助可能なグレッグがパラダイスプラザとワンダーランドプラザ間の近道を開いてくれるため、通常プレイはもちろんRTAでも優先して撃破されるボス。

体力は5000。アダムより前に戦うカリートや囚人3人衆の体力は1000なので急激にタフネスとなる。太った体形ながら意外によく動き、子供達を楽しませていたであろう技術やコミカルな動きで、フランクを翻弄する。最大の脅威となるのは両手で構えるチェーンソー。ひとたび防御されるとほぼ全ての銃撃を防がれ、かと言って近接武器による攻撃を加えると大きく耐久度を減らされてしまう。更にチェーンソーによる攻撃を受けると体力3マス分も奪われる。序盤に戦うサイコパスにしては破格の強さと言える。

撃破するとムービーが挿入。床へと倒れた際にチェーンソーを下敷きにしてしまい、腹をかっさばかれて死亡。作中でも屈指のグロ描写である。余談だが噴き出す血の量はバージョンによって異なり、Wii版が最も少ない(というか出ない)、Xbox 日本版が少量、Xbox 北米版が大量となっている。ムービーの最後に彼の体からカードキーが零れ落ち、これを使うとジェットコースターを止められる。

彼と戦った場所には遺品の小型チェーンソーが置かれている。日本刀の2倍に及ぶ高い攻撃力、リーチの長さ、振り回した時の隙の少なさ、3種類の本で強化すると驚異的な耐久力を発揮、武器が持てるなら女性も装備可能と本作屈指の万能武器。壊してしまっても落ちている場所に行けば何度でも手に入るオマケ付き。あまりにも強すぎるせいかデラックスリマスター版では弱体化されてしまった。