オロロンラインとは、北海道石狩市から天塩町までを繋ぐ国道231号及び国道232号の愛称である。国道5号、国道337号、道道106号を含めた小樽市~稚内市の区間を指すこともある。
正式名称は日本海オロロンライン。名前の由来は北海道天売島に住むウミガラス(通称:オロロン鳥)から。西に日本海を望みながら走る風景に定評があり、ライダーに人気のコースである。
ニコニコでは、オロロンラインをツーリングで走った動画がいくつか挙げられている。
概ねJR函館本線と並行するように海沿いを走る約19kmの区間。片側2車線が確保されており走りやすい。札樽自動車道の銭函IC付近にある国道337号の分岐地点は、信号機のないインターチェンジ構造になっている。
小樽市銭函から、途中札幌市手稲区を通過しながら石狩市新港南までを結ぶ約14kmの区間。ここも片側2車線が確保されている。市街地のはずれを通るが、付近に工場や物流拠点が点在する関係で大型車がよく通る。国道231号の分岐地点はインターチェンジ構造だが、国道231号側に信号交差点が存在する。
ここから狭義のオロロンラインに含まれる区間となる。石狩市新港南から、同市厚田地区・同市浜益地区・増毛町を経由しながら、留萌市元川町までを結ぶ約115kmの区間。石狩市新港南からしばらくの区間は片側2車線だが、石狩川河口橋の手前1.5kmほどのところにある志美交差点を過ぎると、以降ほとんどの区間が片側1車線になる。特に石狩市北部から増毛町にかけてトンネルが多いが、海を間近に望める風光明媚な区間でもある。石狩市と増毛町の境にある雄冬岬は、北海道三大秘岬のひとつとして知られている。
留萌市元川町から、小平町・苫前町・羽幌町・初山別村・遠別町を経由しながら、天塩郡天塩町字川口までを結ぶ約113kmの区間で、ここまでが狭義のオロロンラインに含まれる。ほぼ全区間が片側1車線で、トンネルはほとんどない。国道231号と同様海を間近に望む区間が多いほか、風力発電所の風車群を見ることができる場所もある。
天塩郡天塩町字川口から、幌延町・豊富町を経由しながら、稚内市中央までを結ぶ約68kmの区間。この区間は狭義のオロロンラインには含まれないのだが、ライダーの間ではオロロンラインの最も有名な区間として親しまれている。というのも、両端の天塩町市街地と稚内市街地、そして途中にある豊富町稚咲内(わかさかない)や稚内市抜海村の集落を除けば人家のほとんど存在しない原野を突っ切る区間で、西には日本海と利尻富士を望む現実離れした風景が人気を呼んでいるためである。片端が日本最北端のまち稚内ということもあり、地の果てが近づいてきていることを実感させられる風景といえよう。天塩川を越えて約4kmのところにあるオトンルイ風力発電所も絶景スポットとして有名。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/04(土) 15:00
最終更新:2024/05/04(土) 15:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。