ギミック!(Gimmick!)とは、1992年にサン電子(サンソフト)より発売したファミリーコンピューター用ゲームである。
ほんわかした世界観とかわいい主人公がウリのアクションゲーム。オープニング画面で登場する女の子が凄く可愛い。
敵は、おはぎやヒヨコ、などこれまた可愛いキャラクターばかりである。
しかし、そのほんわかした世界観とは逆に難易度が尋常ではなく、遊ぶ者を涙させる。
キャラクターの可愛さに騙されるともれなく痛い目を見ること受け合い。
歯ごたえがあるゲームを求めている人にオススメの一品。
その計算しつくされたゲーム構造にはカービィでお馴染みの桜井政博も絶賛したほど。
特筆すべくは坂道における加減計算の導入であり、坂道を下る(何もしない)と強制的に歩行速度が急上昇する……つまり、すっごい滑る。逆に登る時は歩行が重たくなる。
そんなただでさえ厄介な坂道加減だが、これで滑って勢いがつくことを利用する、といったプレイスキルも要求される。
またジャンプの慣性は同社発売のアトランチスの謎に似ており、独特の操作感を要求される。
ギミック!(Gimmick!)、というタイトルの意味通りステージ内のトラップや敵の配置もいやらしいものになっていて、その雰囲気とは全然合わない鬼畜さに、数多くのゲーマー達は膝をついた。
ファミコン晩年の発売であったため当時は大きく売れることはなかったが、2000年代以降となりプレミアがつき、2022年現在では9万円前後を相場に取引されるほどとなっている。
ぬいぐるみそっくりの別世界からやってきた「ゆめたろー」は女の子の家にやって来ました。
酒井智巳が作品の大部分を決定し、制作している。各スタッフも酒井智巳の希望で集められ、中には当時既に退社していたサウンドプログラマー諸田の名前もある。
当時のサンソフトの技術の粋やこだわりを注ぎ込み、この作品は作られているのである。
酒井智巳主導のもと、サウンド面においてもサンソフトのオールスターともいうべきサウンドスタッフが集められた。
サウンドプログラマーとして諸田直久が呼び戻された。彼はアルバイト社員でありながら、サンソフトのサウンドプログラムの根幹を担ったと言っても過言ではない存在だった。彼は1990年に退社済みであったが、無理を言って来てもらったという。また、作曲は影山雅司が担当。影山はサンソフトで作曲を重ねるうちに「本当に必要な音」がわかるようになったといい、本作はその「集大成」と位置づけられている。
ファミコン後期のサンソフトでは、その品質もさることながら、DPCMを用いたベースなどによる特徴的なサウンドをBGMに採用しているのだが、ギミック!では更に拡張音源「Sunsoft5B」を搭載。これはサンソフトの数あるファミコンソフトの中でも唯一である。これは影山のコード感を再現するために、プログラマーである酒井智巳がたっての希望で導入した。
この拡張音源によって発音できるようになった6和音(DPCM、三角波を数えて7和音)をフルに活用したトラックは多くの評価を得ている。
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ギミック! HAPPY BIRTHDAY |
2020年12月28日より、アーケード筐体「exA-Arcadia」において「ギミック! EXACT☆MIX」が提供・稼働開始。
フルHDで16bit風にリマスターされており、タイムアタックなどの新モードなども追加。オリジナル版とフルHD版を切り替えることもできる。BGMは並木学によってFM音源でアレンジされており、美麗なサウンドを楽しむことができる。
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最終更新:2025/04/25(金) 07:00
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