クーゲル中佐とは、翠星のガルガンティアに登場する人物である。CV:小野友樹
人類銀河同盟軍の中佐で、レドの上官にあたる人物。マシンキャリバー隊「クーゲル隊」を指揮している。
搭乗機体は指揮官用マシンキャリバー、ストライカー(機体ナンバーX-3752)。
1話冒頭、ヒディアーズの巣攻略作戦にクーゲル隊を指揮し、参加。
彼の部隊は要塞攻略兵器「陽子次元反応弾 クローザー・パス」をヒディアーズの巣に設置する部隊の護衛を担っていたが、巣を防衛する敵要塞ブロッサム・セイルの特殊砲により主力艦隊が壊滅。作戦は失敗する。
その後レドと共に撤退する部隊の殿を務め、母艦ラモラックに着艦しようとするも、追撃するヒディアーズを母艦に連れていけないと判断。レドに着艦命令を出した後、自らは反転してヒディアーズの大群の中に飛び込んでいった。
上に記された1話前半以降、消息が語られる事は無かったが、11話で再登場した。以降はネタバレにつき反転。
自ら船団を率いて登場。髪が伸び、無精ひげを生やした姿になっている。「風土病にかかったためコクピットで治療を続けており、映像でしか姿を出せない」と発言し、レドとも直接対面はせず映像のみで会話した。また、レドの救難信号には気づいていたが、地球の裏側にいたためたどり着けなかったとのこと。なお機密事項であるヒディアーズの正体にも知っていたとされ、レドがそのことで迷ったのに対し彼は「元・人間」という言い方で自分達とは異なる存在である、という考えを示唆している。
地球人類に対しては、ガルガンティアとの協調を考えたレドと違って、ストライカーの力で船団をまとめ上げ「恐怖の覇王」として統治・君臨する道を選び、自らが信じる「人類銀河同盟の正義と倫理」を押し通そうとしていた。
クーゲル船団の構成員は揃いの三角頭巾姿で、ガルガンティアとは異質な統制された言動を有し、ストライカーを神として祀り上げ、不要になった人員は廃棄するなどまさに人類銀河同盟の縮図ともいえるものになっていた。この方針をガルガンティアにも適応し、啓蒙活動(武力制圧)を行う事をレドに告げ、戦闘参加を命じたが、その方針や前述の人員廃棄に対する拒絶の意思によってレドに反旗を翻される。戦闘の末にコクピットを開けられるが、そこにいたのは土気色の肌をした彼の死体であった。直後に体全体が萎びて頭部が落ちており、はるか以前に前述の風土病で死亡したクーゲルの死体をストライカーが形状を維持するよう保護、その生存を捏造していたことが判明。残されたストライカーがクーゲルの残した指令に従うという名目で人々を統率・啓蒙する「神」と化していた。
本編中では彼が地球に到達してから現在に至るまでの過程は描かれておらず、劇中でレドに発した彼の言葉が真意かどうか不明だったが、Blu-ray BOX3に付属されたOVA「まれびとの祭壇」ではこれらの経緯が描かれている。
レドと同様ワームホール・ドライブに巻き込まれたクーゲルとストライカーは、地球を遠景として眺める事が出来る宇宙空間に転移していた。自らの意思で地球大気圏に突入したクーゲルは、そこで海賊の一船団の跡目争いに基づく戦闘場面に遭遇。ストライカーを攻撃してきた一派に反撃した事で、結果的に末娘のリナリアを助ける事になった。リナリアの懇願によって神の御使いを演じ始めたクーゲルだったが、手を結んだリナリアに権力を奪われた姉達はそれを由とせず、かねてから信望していたクジライカとストライカーを戦わせる様にしむけた。そこでクジライカがヒディアーズと同類である事に気づいたクーゲルは、銀河同盟の軍人の当然の行動としてストライカーとともにクジライカを殲滅。これによって姉達もクーゲルにひれ伏すに至る。
しかしクーゲルはこれらの出来事を通じて地球に残った人類の(銀河同盟の価値観と思考原理に基づけば)知性が劣化している事に失望を感じるようになり、人類に対して銀河同盟式の啓蒙を行う事を考え始める。時期を同じくして肥大化した船団に風土病が蔓延。ストライカーは銀河同盟の方針に従って病人を廃棄すべきと提案したが、クーゲルはそれには懐疑的だった。しかし罹患していたリナリアがそれを聞いて自ら死にたいと告げ、ストライカーはリナリアの考えが銀河同盟の方針と合致すると提言した。こうして次第に外堀を埋められる形になったクーゲルは、ある決断を下すことになる。
掲示板
53 ななしのよっしん
2019/11/17(日) 09:18:31 ID: R8Z3yRrsGR
割とレドよりの考えを持っていたように思えるが環境が悪すぎたのかな?登場人物としてこれほど惜しいと思った人は余りいないなぁ・・・
54 ななしのよっしん
2021/03/22(月) 23:10:49 ID: S4atOOla08
55 ななしのよっしん
2023/09/23(土) 00:42:45 ID: AONKInamTp
最近円盤の特典小説読んだんだけど中佐は同盟時代にも懇意だった女性がいたみたいで運命に翻弄されて引き離されるの2回目だったみたいだね。だから余計に引っ込み付かなくなったのかな
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最終更新:2024/11/26(火) 14:00
最終更新:2024/11/26(火) 14:00
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