グルマグ沼にいるすべての存在が人の肉を欲するのであれば、
これ以上効果的なおとりがあるだろうか?
グルマグのアンコウとは、TCG「マジック:ザ・ギャザリング」のクリーチャー・カードの一種である。
Gurmag Angler / グルマグのアンコウ (6)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 魚(Fish)
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
5/5
黒の大型クリーチャーの一種で、探査能力以外は一切持っていないお魚。そのかわり攻撃制限や自爆じみたデメリットもない。
イラストに描かれているミイラのようなものとテキストから察するに、人肉を主食をする生物を人型の疑似餌(?)でおびきよせて大口で捕食する様子。
どことなく愛嬌のあるイラストに反して、やることはなかなかえぐい。
一見7マナで5/5と燃費が悪くて重い印象を受けそうなクリーチャーだが、探査を活用することで"最低1マナ"でフィールドにたたせることができる。
おかげで5/5という高いステータスでありながら、容易に召喚することができ、一度立たせることに成功したならデメリットなしで暴れさせることができる。
そのシンプルながら強力な特性でモダンやレガシーなどでも時折活躍しているが、コモンであるためにPauperでも活用できる。
Pauperでは、赤の軽量火力であるショックや稲妻などを苦にしないタフネスと、黒の除去である破滅の刃や恐怖といったカードをやりすごせるクリーチャー・タイプといった強みもあわさり、なかなか頼もしい。
モダンなどでは「黄金牙、タシグル」という黒の探査クリーチャーと採用枠の取り合いになる事がある。こちらはマナ消費がアンコウより1つ少ない点、不確定要素と重さが気になるが優秀な手札補充効果を持つ点などの差異がある。どちらも甲乙つけがたい性能であるため、環境や好みで選ぶ者もいれば、両方採用する者もいる模様。
他にも「墓忍び(飛行・探査持ち)」ともしばしば比較対象にされる。
ただ、上記のタシグルや墓忍び等にもいえることではあるが、タフネスは高いものの、特にこれといった耐性のない探査クリーチャーであるため、手札やデッキへのバウンスが苦手。
ニコニコ動画では、財布に優しいコモンであることとシンプルで安定した強さ、ユーモラスなイラストが評価されたのか、デュエル動画や架空デュエルなどでコツコツ活躍中。
原作設定上、カードにあまりお金を費やせないキャラや、初心者からスタートしているキャラでも無理なく持たせられる点は、財布事情にシビアな設定のある動画や初心者を登場させてる作品にはありがたい存在だろう。
しかし、ここでもタシグルと比較対象にされる傾向にあるようで、環境で十分暴れられる性能と個性の強さですっかりMTGプレイヤーの間で有名になってしまった彼に比べると、少々地味。
(決してアンコウが弱いわけでも影が薄いわけでもなく、タシグルが色んな意味で濃いだけなのだが)
こちらでも地味な存在なのか数は少ないが、とあるサイとともに可愛らしく描かれているイラストや、必死で逃げている人間を追いかけてるシュールな絵などが見られる。
実物のアンコウは泳ぐのが非常に遅いため、疑似餌で捕食対象が近づいてから捕食する”待ち”の魚であるが、近づいた獲物に食いつく速さは非常に速く、魚類最速とまで言われる種も存在するほど。
このカードに描かれているアンコウも素早いかどうかは不明だが、素のマナ量と、墓地肥やしからの高速召喚につなげやすい探査能力のルーツはそこからかもしれない。
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最終更新:2024/04/18(木) 21:00
最終更新:2024/04/18(木) 21:00
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