シロイアレノムスメとは、白いアレの娘である。現時点では主に2021年オークス馬ユーバーレーベンのことを指す。
同期の牝馬でクイーンカップ(GIII)優勝、オークス2着馬でのちの秋華賞馬アカイトリノムスメのオマージュである。ここでの「アカイトリ」はアカイトリノムスメの母の三冠牝馬アパパネを指す。
2021年オークス優勝でユーバーレーベンが話題になったが、その時注目されたのがその父「シロイアレ」ことゴールドシップであった。
ゴールドシップは芦毛であるが、比較的若い頃から真っ白な馬体で、白毛馬のようにピンク色の鼻先を持つ綺麗な馬であった。成績もGI6勝という輝かしき成績を持つ文句なしの名馬である。
一方、1番人気の2015年宝塚記念では、3連覇がかかるレースで出遅れて120億円を紙屑にしたことをはじめとして、このレベルの馬にしては着外(6着以下)が7回もある気まぐれな馬でも知られていた。
また同時期にアプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』でもゴールドシップをモデルにしたゴールドシップ(ウマ娘)がゲーム内キャンペーンのキーパーソンとなっていて、ゴールドシップの名は新たな層からも知られるようになる。
ユーバーレーベンはそのゴールドシップ産駒の初GI馬ということで、往年のファンからも新たなファンからも注目されることになる。その結果、オークスの後自然発生的に、2着アカイトリノムスメと比較してシロイアレノムスメという言葉が広まっていった。
同時期に「シロイアバレンボウノムスメ」など微妙に異なる言い回しや、父の名前の由来を元にした「キンノフネノムスメ」という俗称も同時発生したが、語呂が良くなかったなどの理由で広まらなかったようである。
なおユーバーレーベンは父と違って大人しい馬らしく、2021年秋以降はいろいろと父に似ていない部分も出てきたが、たまに変な行動をするたびに「やっぱりシロイアレノムスメじゃねーか」という話題になっている。
本家アカイトリノムスメが秋華賞を制したことにより、ソダシ・ユーバーレーベン・アカイトリノムスメの3頭はかつてのBNWのようにセットで扱われることが多くなり、それぞれの毛色(など)から「白黒赤」、頭文字をとって「USA」などと呼ばれるようになった。
そうすると、3文字であるソダシにも語呂を合わせたニックネームをつける動きが発生した。ユーバーレーベンは「シロイアレ」の娘なのに黒い(青鹿毛)馬[1]、という対比も面白がられていたので、それに対応して「クロフネ」の娘なのに白い[2]ということを勘案してか「クロイフネノムスメ」と呼ばれるようになった。
ゴールドシップの娘も「白い(白毛・芦毛)」馬の娘も他にいるため、それらの馬もついでのように「シロイアレノムスメ」と揶揄されることがある。
一方、自分自身がアレであっても、親が気性難として知られていない場合は「シロイアレノムスメ」とは言われない。例えばメイケイエールは白毛馬の娘で自分の性格がアレではあるが、母シロインジャーは特に気性難とは呼ばれていないため「シロイアレノムスメ」とは呼ばれない。
また、流行時期の都合上、このあだ名は2021年クラシック世代、または同時期の活躍馬に集中する。
ゴールドシップ産駒は他にもいるため、そのうちの活躍馬が「シロイアレノムスメ」と言われるもある。
目黒記念馬ウインキートスもゴールドシップ産駒の牝馬だが、ユーバーレーベンやアカイトリノムスメと世代が違うのでこちらはシロイアレノムスメと言われることは比較的少ない。
気性がアレな白毛・芦毛馬は他にもいるので、その娘もついでのように「シロイアレノムスメ」と揶揄されることがある。
ユーバーレーベンらと同期の桜花賞馬のソダシは、自身が白毛馬であるが、母のブチコも登録上は白毛(実際は白毛に鹿毛のブチ)である。
ブチコがゴールドシップよりも酷いゲート難(=スタート前にゲートを潜ったり突き破ったりして勝手に走り出す)というアレな馬で知られていたので、こちらも「シロイアレノムスメ」なのでは、などと言われていた。
秋華賞後は上記の通り語呂を合わせて「クロイフネノムスメ」などと呼ばれた。
一方、秋華賞の敗因が当日時点の発表では歯を折ったこととされており、かつその原因として予想されることの一つに、スタート時にゲートにぶつかったのかもしれない、という母と同じ理由が挙げられている。
桜花賞後から若干の気性難がたびたび報道されていたため、これが続くようであれば自分自身が「シロイアレ」と呼ばれる日も来るかもしれない。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/24(水) 08:00
最終更新:2024/04/24(水) 08:00
スマホで作られた新規記事
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。